さて、今回やってきたのは滋賀県・近江八幡。
所用で近くに来たため、お散歩がてらブラブラすることにしました。
思いのほか好天の1日、どんなお散歩になるでしょうか?
まずは近江商人の町を巡りましょう。
近江商人といえば、「買い手よし、売り手よし、世間よし」という三方よしの商売で有名です。
そんな近江商人の息吹を感じられるといいですね。
お、さっそく歴史の感じられる町並みです。
同じ形の建物が並んでます。
立派な松です!
ここは歴史的な建物が残る新町通り。
「伝統的建築物群保存地区」に指定されています。
往時の面影が偲ばれますね。
古いお店も営業中。
格子戸が印象的です。
こちらも格子戸。
この保存地区では、古い建物の中を見学することもできるそうです。
ちょっと見学してみましょうか。
まずは旧伴家住居。
豪商として栄えた伴庄右衛門という人の住居です。
入口には巨大な山車が飾られていました。
「左義長まつり」という伝統あるお祭りで使われる山車なのだとか。
建物の2階に上がると、思いのほか大きな広間がありました。
一方、隣の広間では天井の巨大な梁が有名なのだそうです。
さすが、豪商の邸宅ですね。
一方、展示品のある小部屋もあります。
これは朝鮮通信使を迎えた時のご馳走を再現したもの。
山海の幸がたっぷりですね!
旧伴家住居の次に訪れたのは、歴史民俗資料館。
もともと森五郎兵衛という商人の住宅で、当時の商人文化や生活を再現しています。
炊事場には井戸もあるようです。
お座敷は意外と大胆な内装。
鮮やかな赤い壁です。
お庭を眺めながら、商売の構想を考えたのかもしれません。
そして最後に訪れたのは旧西川家住宅。
西川利右衛門という商人の住宅で、重要文化財にも指定されているとのこと。
入口をくぐると、のっけから高い天井にびっくり。
天井が斜めです。
建物の中は資料展示室になっていました。
帳場もしっかり再現されてます。
ほーっ、お庭も立派ですね!
実はこの庭の壁の向こうには、さらに立派な非公開の庭園があるのだとか。
ぜひ見てみたいところですが、ちょっと残念。
とはいえ、しっかり近江商人の様子を感じることができました。
それでは、近江八幡の町をさらに進みましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
近江八幡・新町通り
JR近江八幡駅からバスで約10分。有名な近江商人の町並みが残るのが新町通り。ここは歴史的建築物群保存地区に指定されており、当時の雰囲気を味わうことができます。
町並みだけでなく、古い商家も公開されており、商売や生活の様子を垣間見ることができて興味深く感じます。
とはいえ、通りの端から端まで歩いても10分かかるかどうかという距離。もう少し大きな町を想像していたのですが、意外にこじんまりしていたのには驚きでした。
ちなみに、近江八幡の観光には「おもてなしパスポート」の利用が便利。商家、ロープウェイ、ミュージアムなどの入場料の割引があり、トータルで1000円近くお得になります。駅前の観光案内所などで入手できるのでお忘れなく。