夏の信州・白馬の栂池自然園を訪問中のベコ。
3つ目の浮島湿原を過ぎるころから徐々に登りに入っていきます。
空もグンと近づいた気がします。
ちなみに、ここまで来るとハイカーもちょっとまばら。
てくてく歩いていると、小さな池のほとりに出ました。
ベコ 「モウセン池だべこ」
モウセン池は、食虫植物のモウセンゴケが群生する池。
けど、水の中を覗けるわけではないので、そのまま通り過ぎましょう。
さて、本日の最後に目指すのは湿原の最高地点にある展望台。
しかし、予想外の急な登り坂になってきました。
木道が容赦なく高度を上げていきます。
道の両側には背の高い木々が増えてきました。
カラマツでしょうか?
木道が整備されてはいるものの、ハアハアゼエゼエ。
どこまでも続く登り坂です。
踊り場で振り返ると、かなり登ってきたようです。
ハイカーの皆さんも休み休みのハイキングですね。
けど、ここからの見晴らしは良好。
山並みが影のように連なっています。
さあ、展望台に向かって最後のひと踏ん張り!
ここから先は木道も無くなって、足元の悪い山道です。
予想以上にハードな上り坂に息も絶え絶え。
いやはや、登山用ストックを持ってきた方がよかったかも。
そして、急峻な坂道を上りきると、
ついに!
ベコ 「展望湿原に到着だべこ!」
ここは標高2,000mの展望湿原。
視界がパッと開けると、そこには白馬連峰を望む湿原が広がっていました!
白馬三山の雄姿を望む絶景の展望台なのです。
いやー、ようやくたどり着きました!
足がパンパンですが、そんな疲れを吹き飛ばす絶景に感無量。
あそこに見えるのは有名な白馬大雪渓。
夏でも雪が解けずに残っているのだそうです。
真っ白な雪がまぶしそう。
しかも、あの上を登っていくハイカーもいるのだとか。
一方、緑の木々もわさわさ。
ベコも白馬の絶景に感無量です。
ベコ 「白馬連峰を踏破したべこ〜!」
いやいや、ベコが登ったのは白馬連峰じゃありませんよ!
念のためここでも高度を調べてみましょう。
うん、たしかに2,000mですね!
見上げると空にはすじ雲が。
すじ雲は天気が崩れる前兆といいます。
明日の天気予報は快晴ですが、ちょっと心配ですね。
それはそうと、ハイカーの皆さんはここでお弁当タイム。
峰々を眺めながらのお弁当は、さぞや美味しいことでしょう。
ちなみに、ベコはコッペパン食べてお腹いっぱいです。
さて、展望湿原でひと休みしたら、再び来た道を戻りましょう。
ベコ 「急な坂道を再び下るべこ!」
上りはヘトヘトになった坂道ですが、下りは下りで膝がガクガク。
けど、栂池自然園を一望できるのは思いがけず感動です。
奥の方に見えるのはビジターセンターなどの建物。
そして手前に見えるのは浮島湿原の展望デッキ。
いやー、こうしてみるとかなり広大な湿原です。
フラフラになりながらも、なんとか1つ目のミズバショウ湿原まで戻りました。
帰りはちょっとルートを変えて、行きとは違う木道を歩きます。
急な坂道とは違って、平坦な道はやはり安心できますね。
木道脇にはきれいな花が。
お、そろそろ入口付近の建物が見えてきました。
いやー、好天に恵まれた1日。
青空と湿原の緑に感動した栂池自然園でした。
このまま明日も晴れるといいですが、空のすじ雲が気になるところ。
とはいえ、今日のところはこれでおしまい。
ベコ、ホントにお疲れ様でした!
ベコ 「うおーっ!」
ベコ 「うおーっ!」
それでは、明日も引き続き白馬の自然を満喫しましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
アルピコ交通・特急バス
白馬へのアクセスはアルピコ交通の特急バスを使うのが便利。長野駅東口から白馬までの直通バスが出ており、白馬の主要ポイントで止まります。
一方、電車では松本駅からJR大糸線もありますが、本数が極めて少ない上に時間帯が非常に中途半端。アルピコバスは本数こそ少ないものの、長野から日帰りで訪問できる便もあり助かります。
そのアルピコバスに乗るにはまずはチケットを購入。長野駅東口にお土産屋さんがあるのですが、そこで乗車券を購入できます。そのおみやげ屋さんはバス停のすぐ近く。
4枚綴りの回数券もあるので、2人であれば往復分を含めて安く購入できます。ただ、予約制ではないので乗り遅れないようご注意を。
もっとも、シーズン中はバスを増発させることもある様子。今回、気がついたらもう1台のバスが後ろを付いてきていました。どうやら定員オーバーで乗れないことはなさそうです。
帰りのチケットはそれぞれのバス停近くの販売所で購入。栂池高原ではこじんまりしたオフィス、八方尾根のある八方バスターミナルでは大きなオフィスがあるのでそちらで購入できます。