日光・霧降高原をハイキング中のベコ。
ニッコウキスゲの見ごろにはちょっと早かったようですが、さらに高度を上げていきましょう。
相変わらずキスゲ平は霧の中。
けど、ニッコウキスゲもそこそこ咲いていてよかったです。
高度によって咲き具合が異なるようです。
花の見ごろが、ふもとから上に向かって移動していくのでしょう。
これは助かります。
うん、きれいな山吹色ですね。
ハイカーの皆さんも、元気よく散策路を登っていきます。
さらに進むと、林と林に挟まれた谷間のような場所に出ました。
おお、ここはけっこうたくさん咲いています。
いやー、きれいな花ですね~。
しっかりと上を向いています。
こちらはまだ開花していないようです。
よく見ると、つぼみは不思議な形をしているのですね。
ちなみに、散策路にはこのような表示があります。
ここは「F」地点。
標高1400mなのです。
こういう標識があると、今どこにいるのか分かりやすいですね。
さらに歩くと、またまた谷間のような場所に出ました。
ここもニッコウキスゲがたくさん。
こうしてみると、どうやら谷間の方が育ちやすいのかも。
ラッパのような形の花が咲きまくっています!
そうこうしているうちに、
さらに霧が深くなってきたようです。
遭難しないか、ちょっと不安になります。
けど、雨が降らないだけマシかもしれません。
霧の中でも元気に咲くニッコウキスゲ。
お天気はイマイチですが、これはこれでよかったです。
ちなみに、
キスゲ平にはニッコウキスゲ以外にも高山植物がチラホラ。
丸くて白い植物です。
今回も例によって植物の名前が分かりません。
高山植物の名前が分かると、ハイキングももっと楽しくなりそうです。
いやー、霧の立ち込める霧降高原。
キスゲ平の頂上を目指して、さらに歩いて行きましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
ニッコウキスゲ
霧降高原といえばニッコウキスゲ。きれいな山吹色の花が一面に咲く様子は一度は見てみたいもの。実は「禅庭花(ぜんていか)」というのが正式名称なのだとか。なんとニッコウキスゲは通称だったようです。
日光に多く自生している植物ですが、ここ霧降高原以外にも尾瀬や霧ヶ峰、そして福島の雄国沼などが群生地として有名。てっきりユリの仲間かと思っていましたが、学術上は判断が分かれている模様。ススキノキ科とするものとユリ科とするものがあり、よく分かりません。
一方、驚くのはその開花日数の短さ。なんと朝に開花したら夕方にはしおれてしまう「1日花」なのだそうです。1本の茎に3〜4つの花が付き、順番に咲いてはしおれていく、なんともはかない植物なのです。どおりで早々にしおれている花があるわけです。
ちなみにニッコウキスゲは鹿の大好物。気を許すとムシャムシャ食べられてしまいます。そのため、霧降高原のみならず、ニッコウキスゲの群生地には鹿対策の防止柵や扉などが設置されてます。通過する際はしっかり扉を閉めて花を保護しましょう!