イタリアのウンブリア州・オルビエートを訪問中のベコ。
有名な大聖堂・ドーモの見学を終えたら、さらに町歩きを続けましょう。
モーロの塔が町歩きの目印です。
なんだかキラキラした横道がありました。
緑のきれいな路地裏ですね。
ちょっと路地裏に入ってみましょう。
通りには小さなショップが並んでいました。
ほー、おしゃれな自転車も。
裏通りを抜けると、そこは再びメインストリート。
通りはだんだん細くなっていきます。
建物もかなり年季が入った年代物。
どうやら、ここまでくると観光客もまばらになる模様です。
お散歩する人もごくわずか。
静かに町歩きが楽しめるエリアなのですね。
いろいろな雰囲気の建物があって楽しめます。
けど、屋根の上にはアンテナが乱立。
建物の合間からは、チラチラと緑が見え始めました。
ここらへんは旧市街の周辺部。
すぐそこには断崖絶壁が迫っています。
そのため、周囲の山が垣間見えるのです。
お、急な下りの坂道にぶつかりました。
道が細いため一方通行の標識があちこちにあります。
坂道を下ってみたい気もしますが、とりあえずこのまま進みましょう。
すると…
バーン!
おーっ!
突然視界が開けたかと思うと、中世の光景が広がりました!
ひゃー、これはびっくり。
予想外の展開に思わず声を上げてしまいました。
あそこに見えるのはサン・ジョバンニ教会。
さも、中世の教会といった感じです。
すっとしたシャープな鐘楼が気持ちいいですね。
それに加えて美しいのは、教会の周囲に広がる中世の瓦屋根。
なんだかタイムトリップしたみたいな風景。
ほー
はー
ふー
アンテナは別にして感じのいい色合いの屋根瓦。
オルビエートの必見ポイントの一つです。
ところで、気になるのは立ち並ぶ古い邸宅の中の様子。
そう思っていたら、近くの邸宅が開放されていました。
ちょっと覗いてみたら、回廊のような廊下が。
なるほど、邸宅の中はこういう作りになっているのですね。
このような建物の中で暮らしているとは驚きです。
さらに町歩きを続けましょう。
脇道に入るとやはり迷路のような路地裏が伸びてます。
ふむふむ
ふむふむ
くねくねした細い道を進むと、その先にはさらに細い道。
迷路のようでワクワクとドキドキですね。
それにしても、どこの家にも緑が豊か。
家の前や窓にはプランターが並びます。
どこのお宅もガーデニングに余念がないようです。
ここのお宅はすごいですね。
草花を愛する人々が住む町なのです。
さあ、そうこうしているうちに、ついに町の西端に到達です!
ベコ 「果てしなく続く緑の大地だべこ!」
ほーっ、気持ちのいい景色です。
遠くには山がそびえてます。
なんという山でしょうか?
振り返ればオルビエートの城壁と、さきほどのサン・ジョバンニ教会。
長時間歩き回って足がつりそうですが、この風景で疲れが吹き飛びますね。
青い空に緑の大地。
そして趣のある中世の町並みを楽しんだオルビエート訪問でした。
さあ、ウンブリア州の旅もここまで。
明日からいよいよお隣のトスカーナ州へ移動します。
果たしてどのような風景や町並みが見れるのでしょうか?
高まる期待を胸に、一路トスカーナへ向かいましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
オルビエートOrvieto(2)
オルビエートは東西方向に広がる町で、中世の姿が色濃く残っています。特に素晴らしいのは町の西半分。市庁舎などがあるレパブリカ広場を過ぎたあたりから中世の色が一段と濃くなります。
ブログでご紹介したサン・ジョバンニ教会の風景をはじめ、迷路のような細道が交錯する路地裏など、探検気分で楽しめるエリア。観光客もほとんどおらず、写真も撮りやすいところ。ただ、そんな細道を車がバンバン走り回るので要注意です。
町の西端の広場からウンブリアの風景が一望できますが、そこからさらに城壁沿いを歩くことができます。断崖絶壁の城壁沿いは、急な坂道のアップダウンになるのでご注意を。
そんなオルビエートは「世界一美しい丘の上の都市」と言われているそうで、町から離れた場所で見るその雄姿は必見とのこと。今回は列車の座席が反対側だったため気づかずに見落としてしまい後悔しました。訪れる方はぜひ忘れずにご確認を!