Always Autumn

Letter from Perth

南極海を旅するクジラ 

2013-09-21 16:47:19 | A美の冒険:アデレードを目指して

アデレードへ向かったKさんとA美のドライブ旅行話、続きます。

今回の写真もA美の提供でお送りいたします

この写真を見せてもらった時には、うわ~凄い、良かったね~と超大感激した私でした。


7月15日 午前9時5分
KさんとA美は、南極海を旅するクジラの団体さんに出会いました~っ

時間軸としては白い虹を見た二時間後になっております

二時間前に虹を見て、午前九時にクジラに会った

うむ、なにか歌になりそうφ(・ω・ )♪   …ならないと思います

目に見えない運命に導かれて行く(ほんとかっ)KさんとA美なのですね


ちょっとわかりにくいかもしれませんが…

お母さんクジラの横にぴったりと、子クジラが寄り添っています。



私自身はパース在住25年にして、未だ、クジラさんには遭遇したことがありません
他のクジラさん(父ちゃんクジラかな?)も一緒に。



A美が見た限りでは、この時12頭程いたそうです。
クジラさんご一行様が通った海面に、うっすら白い筋が残っています



断崖絶壁、グレートオーストラリア湾。

二時間前に見た霧は上がって、快晴の空。



本当はこの記事を19日にアップして
『9が付く日にクジラの話~って書こうと思ったのですが

その日は街の中を走ったり(美容室の予約時間に遅れたため。おそらくは、必死の形相だったかと

美容室のあとは友人のCiちゃんとお茶したりお散歩したりで、心地良く疲労しまして
夜、PC前に座ると船をこぎ始めて…ブログのアップはギブアップでございました

そのお茶タイムの報告書は後日、提出いたします



さて、今日はこれからオーストラリアの国民的スポーツ:
オーストラリアンフットボールの準決勝をテレビ観戦します
(調べていたら、日本にもオーストラリアンフットボールのリーグ戦があるのでびっくり

ゲームの歴史やルールなど、こちらのサイトに詳しく載っておりました。)


パース、フリーマントルのチーム、フリーマントル・ドッカーズ(愛称フリオ)
シドニーのチーム(シドニー・スワンズ)を相手に決勝進出をかけて闘います!

がんばれ~~フリオ~~!!!

って、ビルの壁にも"LET'S GO FREO!"のドでかい垂れ幕が


ドッカーズ、勝ちますように

勝ったら報告いたしますね

負けたら…いやいやいや、負けた時のことは考えないでおきましょ~~。

それでは、また。



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おまけ:それで19日の空倶楽部の部活はお休みしてしまいましたが…

かず某部長さん

一日も早く&慌てずじっくり回復されますように

クジラも応援しています

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フリンダース山脈の映り込み ~by空倶楽部~

2013-09-09 21:06:20 | A美の冒険:アデレードを目指して

今日は春らしい1日でした。

冬の間から伸び始めた雑草が、ここのところ伸びまくり。

今週、お天気は下り坂に向かうそうなので今のうち今のうちとばかりに
3日程続けてせっせと草むしりに励みました~

草むしり中に腰が痛くなりいろいろな発見があり

例えばプランターBOXに植わっていた球根の花が、何故かBOXからだいぶ離れた地面にぽっと咲いていたり
(球根が歩いて出ていったのか…

白かったフリージアの花が、別の黄色のフリージアと混ざってマーブル模様の花をつけていたり

そういう面白いのを見つけるとウハウハ、やりがいが出るものですね



さて今日は9月9日、『9』がつく日は空倶楽部の活動日。
この日にいろんなお空の写真をアップしませんかという集まりです。 


今日は「映り込みの空」というお題が出ておりますが、どーにも気に入ったのが撮れなくて…

苦しい時のA美頼み

KさんとA美のアデレードへのドライブ旅行の写真から(順番がまた前後してしまうのですが)
今日のお題にちょうど良いのがあったので引っ張って来ました


7月16日 10:34am

場所は定かではありませんが、次の宿泊地ポートオーガスタに向かう途中だと思われます。

湖の向こう、細長い山脈はFlinders Ranges(フリンダース山脈)です。

もうちょっと若かったら、どんどん探検してみたい場所です




行ってみたい場所が日本にもオーストラリアにもたくさんあり過ぎて困ります

まずは目標、2020年の東京オリンピックかな!

そう言えばあの発表があった8日、パース時間5:48am

ニュース室で早朝シフトだったRさんは、2020年東京オリンピック決定の知らせを
朝一でメッセで送ってくれました。

私は爆睡中でしたが、いつもは携帯の電源を落とすのに
うっかり入れっぱなしにしておいたので、ぴろ~~んっと鳴って起こされて
なんじゃこんな早くから…と思って読んだらそのニュース

眠気が一気に吹き飛びました~

よし、いつかパースにもオリンピックをムリムリー


 

それでは、また。

空倶楽部の詳細は
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大陸にかかる白い虹:Fog Bow ~by空倶楽部~

2013-08-19 17:04:19 | A美の冒険:アデレードを目指して

今日はまたA美の旅の続きです。


KさんとA美のロードトリップ中、A美が撮ってきたお土産写真の中に
何枚かお気に入りの風景があります。

例えば既にご紹介した南十字星や大きな金鉱、地平線の上に広がる青空と白い雲など
どれも私を喜ばせてくれるものばかりなのですが(親ばか

本日は、もうひとつのとっておきをご紹介したいと思います。



二人は西と南の州の境界線を越え、南オーストラリアに入りました。

早朝の大陸は霧がかかってとても綺麗だったそうです


7月15日 朝7時

霧でできた白い虹:Fog Bowが大陸の地平線上に現れました


レインボーの霧バージョン。
珍しい現象を見ることができて、とても嬉しかったと言うA美です

私が貸したデジイチを活躍させてくれて何よりでした


良いな~うらやましいぞ~~

こんな現象、私も未だ見たことがありません。

写真向かって左はグレート・オーストラリア湾で
朝陽は手前(東)側、霧虹が出ている方向が西となります。


霧が滝のように、断崖絶壁の崖を海へと流れていたようです。


綺麗…でも高い崖がちょっと怖い。


しばらく、海岸沿いにアデレードへ向かって行くKさんとA美。

次にまたまた素晴らしいものを見れたのでした






「9」が付く日は「空倶楽部」の日。

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西と南の州境 ~A美 @ Border Village ~

2013-08-17 21:30:17 | A美の冒険:アデレードを目指して

このところ、晴れたり曇ったりしながら雨も降る日が多く
パースとしては実に珍しく、既に8月の平均降雨量を越え
19年ぶりの雨降り日数の記録を更新したそうです。

ところがこれだけ降ってもダムの水位は半分以下。

ダムが満水になるためには、ノアの洪水級の雨が降らないとダメなのかも

でもワイルドフラワーがたくさん咲くかもしれませんね~、そちらは楽しみです



さて今日もA美とKさんの長距離ドライブの話の続きです。 


7月14日 午後2時40分

お2人、東へ東へ走りに走ってようやく
西オーストラリアと南オーストラリアの境界地:

Border Village(ボーダー・ビレッジ)にたどり着きました。

怪しげなカンガルーと楽しい道路標識


実はこれ…

西と南の二つの州を股にかけた
Nullarbor Links(ナラボー・リンクス)という世界最長のゴルフコース( 1365 km)
Hole 6(6番ホール):Border Kangaroo —Par3,160m— なのだそうです 

もうほんっと、オーストラリアンのこういう変なとこ大好きです



サインの部分をトリミング

なんだ、Tokyoが無いじゃん

ここは州境の検疫所です。

州間での食べ物の持ち込み規制が厳しいオーストラリアは
空港だけでなく、こういうとこでもしっかり管理されています。

州を越える前に、野菜や果物などは全部ここでポイするか食べてしまいましょう

A美はバッグに入れていたりんごをせっせと食べる羽目になりましたが
食べながら検疫所のお兄さんと世間話に花が咲いてしまったようです


地図では「A」地点です。

かなり海岸に近い場所になっております。

 
断崖絶壁の海岸線は 
"Great Australian Bight"(グレート・オーストラリア湾)と呼ばれています。

ビスケットをひと齧りしたような形

オーストラリアは地名にGreatの単語を付けるのが好きですね、やっぱイギリス系だからかな。
アメリカはGrandが多いような気がします。

グランド・らインとか…あ、これは違う話だった 

KさんとA美が海岸へ向かう途中にあった道路標識。

前の標識(ラクダ、エミュー、カンガルー)から動物の絵が変わりました。

真ん中のイラストはウォンバットという動物で
もぐらみたいな感じですが、この子たちも有袋類です。

穴を掘って巣を作る習性がありますが
袋に入った赤ちゃんに土がかからないよう、袋の入り口が逆(後ろ向き)になっているのが凄いとこ。

素晴らしき自然界の知恵

オーストラリアのネイティブ動物には有袋類が多いのも面白いです。


海岸へ向かう道は舗装されていません。

 
以下二枚は3:50pmに。
途中にあるThe Old Telegraph Station(旧・電報局)の跡地(廃墟?)。

 場所はEucla(エウクラ)です。

エウクラは州境のボーダービレッジから西へ少し戻って11kmにあり
逆に言えば西オーストラリア州の最東端の町です。


砂が覆っては風が掃除していくこの建物。

開拓当時、とても重要な役割をした電報局です。

東側の州と西側の州で違うモールスコードを使用していたため
ここで変換をする必要がありました。


当時の機器、記録や写真などは5km離れた町の博物館に展示されているそうですが
建物そのものの名残を放ったらかしてあるのが、なんとももったいない


1877年12月8日に開通した2532kmのライン。

前にドキュメンタリーで見たことがありますが
この電報を通すためのラインを通すことそのものが大事業でした。


最初のメッセージの文面

"Saturday 7 pm (December 8th 1877) Eucla Line Opened. Hurrah." 

(『1877年12月8日 土曜日 午後7時 エウクラ・ライン開通。万歳』)

あ。12月8日はハリーの誕生日だ


4:05 pm

エウクラの旧桟橋。

 
4:17 pm

日が傾き始めて来たようです。

砂丘の足跡、ラクダのものかな?
 

KさんとA美はこの日はボーダー・ビレッジで一泊。

次の日からいよいよ、南オーストラリア州に入りました。

早くご紹介したい景色もあるので、がんばります 



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ナラボー平原の青い空と白い雲 ~by空倶楽部~

2013-08-09 21:18:19 | A美の冒険:アデレードを目指して

今日はA美の旅行記の続きです


A美も昔から空の写真を撮るのが好きなので、アデレードに出発前
「何か面白い雲でも見つけたら、撮って来るね!」と張り切っていました

そして、私がよく「9」が付く日に参加している『空倶楽部』のことを覚えていてくれて

「こんな感じの雲の写真が撮れたから、ママのお空の倶楽部にどお?」って…
お世話様です


7月14日 12:11pm

ナラボー平原のどこかにて。

前回の直線道路から抜け出していますね。




これは同日  12:33pm


R.F.D.S.ロイヤル・フライングドクター
Royal Flying Doctor Service of AustraliaThe Flying Doctorsの標識。

その名の通り、飛行機に乗って飛んできて下さるお医者さん
(パイロットは専門の方がおります。)

いわば空飛ぶ救急車:フライングドクターの飛行機が
この道路を緊急用の滑走路として使用しますよ、という標識です。


特に医療設備から遠く離れた奥地(アウトバック)の住人の皆さんにとって
命綱であるフライングドクター・サービスは
世界で最初の航空機による救急活動です。

まだ飛行機そのものが空を飛び始めて間もない1928年に始まりました。
1903年にライト兄弟が初の有人飛行に成功

創始者のJohn Flynn(ジョン・フリン)氏は
オーストラリアの20ドル紙幣に描かれております。


フライングドクター・サービスは驚くべきことに非営利なので
巡回診療、患者の移送も無料です。
(でも市内の普通の救急車は有料…

ボランティア、国民の寄付、各地域のビジターセンターでのなにかしらの料金や
グッズ販売なので得られた収益金を活動資金に充てているそうです。

今まで何回かブログでご紹介したことがありますが
(例えば二年前の記事こちら。同じようなこと書いてあります、すみません

フライングドクターのお仕事はとーっても重要だと思うので、また書かせていただきました


今年で創立85周年を迎えたR.F.D.S
公式サイト(英語)はこちらですRoyal Flying Doctor Service of Australia


余談ですが

Rさんが子供の頃、父親のお仕事(羊牧場)の関係で
アウトバック(奥地)をあちこちと住んでおりました。

ある時、二人とお仕事仲間は、道路で大怪我をしている男性を見かけ
(その男性、ご自分の車の点検中に修理道具の太いチェーンが跳ね上がって顔を怪我、血まみれだったそう
Rさん父がフライングドクターを呼びました(多分、無線で)。

そして上のような一般道路をお父さんが片側を閉鎖、もう一人が反対側を閉鎖し
ドクターの飛行機が着陸できるようにして

怪我をした男性はすぐに大きな街の病院に運ばれて無事だったそうです

また、フライングドクターが地域の住民の検診に来てくれる時は
Rさん一家が住んでいた敷地内にドクターの飛行機が着陸したこともあったそうです。
(そういう時はRさん、ワクワクだったらしい

地方の方にとっては神様のような存在なのでしょう。

これからも応援したいと思います



次回のA美の旅は州境到着の巻です




「9」が付く日は「空倶楽部」の日。

詳細は
かず某さんchacha〇さんまでどぞ


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道路は続くよどこまでも ~エア・ハイウェイ~

2013-08-01 14:06:01 | A美の冒険:アデレードを目指して

早くも8月ですね。
皆様、猛暑をいかがお過ごしでしょうか。

パースは雨の日がちらほらと、まだ朝晩寒かったりしますが春はあとすぐそこまでといった感じです



さて。
K
さんとA美のドライブ旅行をお~たむ母が代わりにお届けさせていただいております。
(例によって、写真提供はA美。写真はクリックで拡大できます

今日は二日目。

お2人は次なる宿泊地、西オーストラリア州と南オーストラリア州の州境:Border Villageへと向かいます。 

 西オーストラリア州のノースマンから南オーストラリア州のポート・オーガスタに通じる
Eyre Highway(エア・ハイウェイ。国道一号線の一区間、距離1675km)を東へ東へひた走り。

綺麗な朝もやの中を通り過ぎて行きます。

7月14日 午前7時25分


良いお天気になってきました

午前8時46分

楽しい道路標識が登場です。

【この先150km ラクダ/エミュー/カンガルー】飛び出し注意

“カンガルー飛び出し注意”の標識はパース近くでもよく見ますが
さすがにラクダやエミューは無いかな

…っていうか、この先150kmも注意しなきゃならんのですね

午前9時8分 

Balladonia(ノースマンから192km)という場所に到着した模様。
ここからCaigunaという所までの道路が、かの有名な…
【ここから先 90マイル(145.6km)オーストラリア最長直線道路】の始まり。
これ、見てみたいんですよ~~~
(あ、看板もですけど、道路の方もね

時速100kmで走り続けて1時間半は軽くかかるわけですね、いやはや…


どこまでも広がる青空と、見渡す限り木が無いナラボー平原を
エア・ハイウェイに乗ってまっすぐ、まっすぐ走って行きます。


午前11時25分
(おそらく)Coclebiddy(コックルビディー)のRoadhouse

ロードハウスは、食事・宿泊・ドライブインを兼ねる施設で
ナラボー平原の一部、1200kmの間に町も村もない旅路ではオアシスのような存在です。

これらの施設はナラボーにほぼ100km~200kmおきに点在しています。

東西の州を往復する長距離トラックがたくさん、ナラボーを通りますが
過酷な長距離運転で、運転手さんが疲労して事故を起こさないためにも
ロードハウスで休憩を取り、次の長旅に備えるのだそうです。

中にはトラックの運転手さんに無料のコーヒーをサービスする所もあるそうです

ついでですが、オーストラリアではガソリンのことはPetrol(ペトロール)という単語を使います


KさんとA美がその近くで見かけたらしい、野生のエミューさん一家です


宿泊地のBorder Villageは西と南の州境。
あともうちょっとですが,今回はこれにて。

いろいろ調べ物をしながらブログを書いておりまして
調べ始めると面白くて、どんどんメインからそれちゃって
あれ?何調べようとしていたんだっけ…って感じです

まったりですが,もう少しおつき合い下さいませ。

さて私、ここしばらくPC(iMac、Lion)の動作が鈍くて
『どうしたの~ノロノロウイルスかよがんばれ~』とハラハラしながら過ごしていた日々でしたが
昨日、とうとうメールを開けるのにも何分もかかるという状態になり
機械が苦手なお~たむは一人、大パニック
よたよたと検索したら、問題解決方法の案がたくさん出ていてありがたやありがたや

そこで簡単そうな手段を一つ試しにやってみたところ
これでなんと、いとも簡単に解決したのです

「システム環境設定」→「一般」→
「アプリケーションを閉じて再度開く時にウインドウを復元」のチェックを外す

これだけでしゃきーんっとなりました

だいたいはRさんやハリーに泣きついて治してもらうのですが
今回は自分で答えを見つけることができたので、大得意です

いやまぁ、解決方法をたまたま見つけただけなんですけどさ

その後しばらくニヤケが治らなかった私です

これで気合いを入れて、更新しま~…



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露天掘金鉱山:Kalgoorlieの“Super Pit”☆

2013-07-26 16:56:26 | A美の冒険:アデレードを目指して


前回に続き、A美のアデレード旅行記を代理でお~たむ母が書いてみます。
(ブログに新しくカテゴリーまで作っちゃった

「 なにまだ続き書いてないの?」とA美にせかされましてございます。
写真はすべてA美作ということで、よろしくお願いいたします


━━━☆━━━☆━━━☆━━━☆━━━☆━━━☆━━━☆━━━


7月13日(土)朝6時頃にKさんとA美はアデレードへ向けてパースを出発。

お2人は第一宿泊地の『Norseman(ノースマン)』(パースから723km)を目指して
国道94号線を東へ東へと進みました。

東でもノースマンとはコレ如何に。……スペルちがうじゃん



7時38分

場所不明ですが,時間的におそらくはノーザムかメッカリンあたりではないかと。

朝もやの中からお日様が顔を出しています


お昼頃、ノースマンの手前にある『Kalgoorlie(カルグーリー)』という街に到着。

カルグーリーはパースから595km東にある金鉱の街です。

1893年に探検家たち(Patric "Paddy" Hannan:パトリック・ハナン/アイルランド人)らによってこの地に
金が発見され、大規模なゴールドラッシュがおこりました。

Hannanは街の創始者となり、現在もHannanの名前が街の通りや建物の名に残されていたり
銅像も立っていたりします。

ちなみにパースのCrown Perth ホテル(元バースウッド)内にも彼の名にちなんだ
Paddy Hannanという人気のアイリッシュ・パブがあります


カルグーリーの金鉱は現在もお休み無しで稼働中。
昔程ではないけれど、日々、金が採掘されております。

巨大な“Super Pit”(“大穴”?)と呼ばれる露天掘りの金鉱。


距離 3.6km
幅 1.6km
深さ 512m

このスーパーピットは豪州最大の規模で、宇宙からも見える程だとか。

底の方から、建物のような巨大トラックがせっせと鉱石を積んで登って来るのです。

でも後数年で、この場所を閉鎖するそうです。
その前に見に行けたらいいのですが。

Super Pitは一般人も見物できます。
ダイナマイトでボンっとする時間に合わせて行くと面白そうですね。

お問い合わせ→ (08) 9022 1100






地球の資源は地球の物、誰の物でもないはずなのに
たまたま見つけた人が大金持ちになるとはね…

ま、それを言い出したらキリがないですけど

地球さん、たくさん取っちゃってごめんなさい。


余談その1

R
さんの父親はかつて"Sheep Station"ー各地に点在する羊牧場ーの仕事をしていたので
R家は南オーストラリアや西オーストラリアをあちこち移動しながら暮らしていました。

家族がカルグーリーから60kmのKambalda(カンバルダ)という町に住んでいた頃

春はワイルドフラワーの咲き乱れる丘でピクニックなどを楽しんだそうですが

後の1966年、そのあたりでニッケルが発見され採掘が始まりました。

これ、今考えたらアレですよね…
もしかして最初にニッケルを発見していたのはRさん一家だったのかも

しかもRさん、南オーストラリアのフリンダース山脈地方に住んでいた時には
(おっと、前に同じこと書いたかもしれないのでその場合はスルーしてください

オパールが混じった原石をそれとは知らず
蹴っ飛ばして遊んでいた
とか~~

オパール もったいなかっ

大金持ちになれたチャンスが何回もあったのに、ほんっと残念です

さっき地球さんに謝ったばかりだというのに…。




そしてKさんとA美はこの後ノースマンに到着。
町のホテルでローストのディナーを食べ、一日が終わりましたそうな


ゆっくりノースマンの町を見物する暇もなく、二人は翌早朝、宿を出発しました。


ノースマンの情報センター前にある大きなラクダの彫像(?)が楽しい。

オーストラリアの開拓当時、人や物資の移動には過酷な環境に耐えうるラクダが使われました。
主にインドから輸入されていました。

Camel Trainラクダ列車?)のために、カルグーリーの道路はとても幅が広く作られています。

後に車や電車にとって代わり、不要になったラクダさんたちは
この国内で野生化してしまい、問題になっています。


パースからB
地点のノースマンまで来ました。

ここからいよいよ、アデレードまで続く国道一号線に入ります。


お2人の道中、まだまだ先は長いです


余談その2

私が初めてオーストラリアに来た1987年、カルグーリーに行ったことがあります。
(あら歳がバレちゃいそう)

その頃のカルグーリー近辺は地下に掘るタイプの鉱山が点々とあり
このスーパーピットは稼働していませんでした。

見晴らしの良い丘に立って、広い平野を見渡しながら
もしかして金が一個ぐらい残っていないかとちょっと足下を探してみたり

ほんの120年程前に、ここで多くの人が一攫千金を夢見てひしめいていたのだな~と
西部劇の場面を想像しながら昔に思いを馳せてみたのでした。


日本に帰国した時に、両親に写真を見せながらカルグーリーに行った話をしたら

「なにっ、カルグーリーだと!」と兄がすごい勢いで話に食らいついてきました

「何で知ってるの(私も全然知らなかったのに)」と聞けば

「地理を勉強した人間でカルグーリーを知らなかったらモグリだ」とかなんとか
鼻息荒く言っておりましたが、そういえば兄は大学で地理学科だったのでした

未だに一度もパースに来てくれていない兄ですが、多分
カルグーリーや北部の鉄鉱石の鉱山地帯などには行ってみたいのでしょう。

万が一遊びに来たら、露天掘り鉱山に置いてけぼりにしてあげよう…


西豪州は鉱業が盛んな州で、日本とも繋がり深い所です。

ご参考までに…このwiki西オーストラリア州の鉱業

カルグーリー、ノースマンなどについては、こちらも参考にいたしました(英語サイト)
『http://www.kalgoorlietourism.com/』




ご訪問ありがとうございました。

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