今週、たまたまパースに訪れた方々の中には、市内を散策しながら
一体何事が起きているのだろうと不思議に思われた方もいらっしゃったかもしれません。
やたら警備が厳重で、おまわりさんがあちこちにいて…。
ぼちぼちツイッターでつぶやいたり、ブログにちょこっと書いたりしておりましたが、パース久々の大イベント
イギリス連邦首脳会議(The Commonwealth Heads of Government Meeting:CHOGM)が開かれているのです。
会議に出席されるため、英国エリザベス女王とエディンバラ公ご夫妻は10日間、来豪しておられました。
(やっぱここは敬語ですわよね)
ブリスベンやメルボルンを訪問され、パースにはほんの3日間滞在されただけでした。
早々と今日の午後1時ごろ、専用機でパースの空港を飛び立って行かれました。
我が家の上空は、多くの飛行機の通り道。
そこでRさんと私は、女王ご一行が載っている飛行機がここの上空を飛ぶなら、写真でも撮ってみようと待ちかまえていたのですが
今日は強い風がいつもと違う方向に吹いていて、飛行機は逆方向へ飛び立って行ってしまい、拝めませんでしたザンネン...
でも会議の方は日曜日まで続くので、まだしばらくは緊張のパースです。
今日の午前中、スワン川沿いの緑の公園に
エリザベス女王とエディンバラ公がお出ましになりました。
私は夕方から出かける用事があるので、テレビでこの様子を眺めていました
今日の女王さまは、花柄のワンピースに白いジャケット、白い帽子。
先日は、ショッキングピンクのジャケットをお召しになっていたけれど
85歳、なんでも品よく可愛いらしく着こなせるのがさすがです
女王がステージに上がると、つめかけたたくさんの市民から大歓声。
オーストラリアに感謝とお別れの言葉を述べ
時間の許す限り、出迎えた市民から花束を受け取ったり、スタッフの人と会話を交わされたりしていました。
会場ではこの後、チャリティー・大バーベキューがあったのですが
食べ物が準備してあるテント内で、エディンバラ公は
こんがり焼かれているソーセージを見て『おいしそう。お腹すいたなぁ…』とお腹をさする動作をしたり
伊勢海老の並んだお皿を眺めていたら、スタッフの人に
「これは西オーストラリア産の伊勢海老です」と説明をされ
う~~む、とさらに恨めしそうに眺めて、スタッフたちの笑いを誘っていました。
公爵ご本人、料理好きだとかいうことで
“オーストラリアのBBQ” のような本をプレゼントされ、喜んでいました。
エリザベス女王は25歳の時に即位し、1953年に初来豪の時はお船で来られたそうです
そして今回がきっと最後のオーストラリア訪問となるのでしょう
でもあの調子だと、90歳になってもトコトコお出ましになってくれそうな気がします
エリザベス女王がパースの滞在中の逸話をひとつ。
10月26日にパース入りをされた女王様。
27日は、我が家のかなり近い場所にある、先住民アボリジニの子供たちが通う学校を訪問。
生徒さんたちが、女王様にカンガルーシチューを料理して披露しようとしたのですが・・・・
女王様はたったひとこと:
「良いにおいだこと」と、上品にスルー
生徒さんたちがお料理するカンガルー・シチューをクイーンに披露させていただく、という噂は
結構、話題になっていたので、市民は興味津津だったのにヤッパ、ダメカー
きっと、決められたものしか召し上がってはいけないのかもしれないですね…。
私はRさんのアデレードの伯父さんがお料理してくれたカンガルーのお肉や
レストランでカンガルー・ステーキを食べてみたことがありますが、決してまずい物ではないですよ。
ちなみにカンガルーのお肉は欧州で人気なのだそうです。
私は23年もここに居ながら、一度も料理したこと無いし、したくもないけど~
では今日はこれから、フリーマントルまで
知人が出演するアイリッシュ・ミュージックのコンサートに行ってまいります
最後に、おまけの写真
先週の日曜日に、日曜版の新聞を拾うために早起きした時の朝焼けです
(←新聞は、ぽーんと放り込まれるだけなので、ヘタすると通りがかりの人に
持って行かれちゃうので、早起きが必須どーゆー国だ、ここはっ)
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