日本の皆さま、暑中お見舞い申し上げます。
この夏も酷暑のようですが、皆さまバテたりなさっていませんでしょうか~。
パースはまだまだ冬。
ここ2~3日は穏やかな気温の日々ですが、油断しているといきなり寒くなったり土砂降りも来るから困ります
雪も降らない程度なのに、なんだかスースー寒いんですよね
この家は夏向きにできているし、やっぱりコタツやホカホカカーペット、床暖房などがないからかな
カーペットを使用する家は多いけれど、私が知る限り、この国にはホカホカカーペットがありません
東京に住んでいた頃、冬の朝早く学校へ行く途中の道で
ご自分のお家の周りの枯れ葉をお掃除されていたおじいさんやおばあさんを見かけたものでした
パースの街に生えている木はほとんどが常緑樹
道端の少々の葉っぱは市役所のお掃除車がズザザーーっと掃いて行く感じで…
これだとイマイチ、風情が無いんですよねー。
この季節の私の日課は、枯れ葉の掃き掃除という風流なことではなく
オリーブの実の掃き飛ばし掃除に始まります
ちょっとでも風が吹いたり雨が降った日の翌日、もうばんばらと実が落ちています。
木の根元に実を戻すように箒で掃く時に、勢いよく実をすっ飛ばすのが
ひそかな楽しみだったりして
「とても質の良いオリーブだよ」とギリシア系やイタリア系の友人に言われましたが
あいにく、これらの実を漬けるという技も根気も持ち合わせておらず…
確か、オリーブの実を持って行けばその場でオリーブオイルにしてくれる所もあるそうですが(ヨークだったかな)
いまだに実行してないし~
なので、おいしそうなオリーブは今年も鳥さんたちのえさになっております
ナマでも美味しいのかな
さて我が家の庭では、この季節の実が一番ジューシーで丸かじりもいけてしまうレモンが今年も鈴なりです。
レモンは一年中、花が咲いて実がなってを繰り返す、不思議な木。
夏は乾燥するので、皮が厚くなって(ツラの皮が厚いのは私)実の水分も少ないのですが
冬は皮が薄くて、搾るとじゅわじゅわ汁が出て来ます
現在、せっせと冷凍保存中
パースは冬に雨が降るので、日本とは逆にこの季節は雑草がぼうぼう、夏はカッラッカラに。
結婚した年の11月、1か月ほど一人で里帰りをしたのですが
(いろいろご挨拶とか後片付けとかありまして)
パースに戻った時には既に季節は夏、庭の草が枯れ果てており
いったい何があったのと驚いたものでした
この可愛い黄色の花は、現在、わんさか庭をはびこっている雑草の一つ。
葉っぱはクローバーみたいな形をしています。
先月、裏の家のお宅がスッカラカンに取り壊されてしまいました。
この家には、子供がいないご夫婦が二人暮らしをしていました。
まだ60歳そこそこだったご主人は2~3年前に急な病気で亡くなられ、その後奥様はどこか小さな家に引っ越して行かれ
人手に渡ったお家は、この地に50年以上の長い年月、建っていたはず。
それでも壊される時間は、ほんの数時間の出来事でした。
そして、11月に毎年楽しませてもらっていたあのジャカランダの大木も切り倒されてしまいました
ジャカランダは、それはそれはよくまぁ散らかしてくれる木だけれど、お花は綺麗。
実に見事な大木だったので、倒れたら危ないなとも思っていたけれど…。
20年以上、あの木の花を毎年眺めていたのでやっぱり寂しい気分です。
(↓去年の写真)
そして…。
たくさんの鳥さんたちが、このジャカランダの木に巣を作って子育てをしていたものでした。
そのジャカランダの木を住処にしていたと思われるハトさんやハニーイーターさん達が
木が切り倒された後の枝にとまりに来て
あたりをきょときょと眺めていた姿がなんとも切なかった…
『あら? 随分と低くなったみたい』
『なんだか景色が違うなぁ…』
がらーんとなったこの土地には、2軒の家が建つそうです。
どんなご近所さんが来るのかな
この地域一帯、こうして昔からのお家がどんどん取り壊されて、2軒3軒と家を建て
学生さんやお若い家族などに貸すというケースが多くなりました。
我が家はいつかきっと、この通りで一番古い家になる可能性が高そうです
これから日本の若者たちは夏休み~
元気で良いお休みをお過ごしくださいね
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