前回に続き、A美のアデレード旅行記を代理でお~たむ母が書いてみます。
(ブログに新しくカテゴリーまで作っちゃった)
「 なにまだ続き書いてないの?」とA美にせかされましてございます。
写真はすべてA美作ということで、よろしくお願いいたします
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7月13日(土)朝6時頃にKさんとA美はアデレードへ向けてパースを出発。
お2人は第一宿泊地の『Norseman(ノースマン)』(パースから723km)を目指して
国道94号線を東へ東へと進みました。
東でもノースマンとはコレ如何に。……スペルちがうじゃん
7時38分
場所不明ですが,時間的におそらくはノーザムかメッカリンあたりではないかと。
朝もやの中からお日様が顔を出しています
お昼頃、ノースマンの手前にある『Kalgoorlie(カルグーリー)』という街に到着。
カルグーリーはパースから595km東にある金鉱の街です。
1893年に探検家たち(Patric "Paddy" Hannan:パトリック・ハナン/アイルランド人)らによってこの地に
金が発見され、大規模なゴールドラッシュがおこりました。
Hannanは街の創始者となり、現在もHannanの名前が街の通りや建物の名に残されていたり
銅像も立っていたりします。
ちなみにパースのCrown Perth ホテル(元バースウッド)内にも彼の名にちなんだ
Paddy Hannanという人気のアイリッシュ・パブがあります
カルグーリーの金鉱は現在もお休み無しで稼働中。
昔程ではないけれど、日々、金が採掘されております。
↓巨大な“Super Pit”(“大穴”?)と呼ばれる露天掘りの金鉱。
距離 3.6km
幅 1.6km
深さ 512m
このスーパーピットは豪州最大の規模で、宇宙からも見える程だとか。
底の方から、建物のような巨大トラックがせっせと鉱石を積んで登って来るのです。
でも後数年で、この場所を閉鎖するそうです。
その前に見に行けたらいいのですが。
Super Pitは一般人も見物できます。
ダイナマイトでボンっとする時間に合わせて行くと面白そうですね。
お問い合わせ→ (08) 9022 1100
地球の資源は地球の物、誰の物でもないはずなのに
たまたま見つけた人が大金持ちになるとはね…
ま、それを言い出したらキリがないですけど
地球さん、たくさん取っちゃってごめんなさい。
余談その1
Rさんの父親はかつて"Sheep Station"ー各地に点在する羊牧場ーの仕事をしていたので
R家は南オーストラリアや西オーストラリアをあちこち移動しながら暮らしていました。
家族がカルグーリーから60kmのKambalda(カンバルダ)という町に住んでいた頃
春はワイルドフラワーの咲き乱れる丘でピクニックなどを楽しんだそうですが
後の1966年、そのあたりでニッケルが発見され採掘が始まりました。
これ、今考えたらアレですよね…
もしかして最初にニッケルを発見していたのはRさん一家だったのかも
しかもRさん、南オーストラリアのフリンダース山脈地方に住んでいた時には
(おっと、前に同じこと書いたかもしれないのでその場合はスルーしてください)
オパールが混じった原石をそれとは知らず
蹴っ飛ばして遊んでいたとか~~
オパール もったいなかっ
大金持ちになれたチャンスが何回もあったのに、ほんっと残念です
さっき地球さんに謝ったばかりだというのに…。
そしてKさんとA美はこの後ノースマンに到着。
町のホテルでローストのディナーを食べ、一日が終わりましたそうな
ゆっくりノースマンの町を見物する暇もなく、二人は翌早朝、宿を出発しました。
ノースマンの情報センター前にある大きなラクダの彫像(?)が楽しい。
オーストラリアの開拓当時、人や物資の移動には過酷な環境に耐えうるラクダが使われました。
主にインドから輸入されていました。
Camel Train(ラクダ列車?)のために、カルグーリーの道路はとても幅が広く作られています。
後に車や電車にとって代わり、不要になったラクダさんたちは
この国内で野生化してしまい、問題になっています。
パースからB地点のノースマンまで来ました。
ここからいよいよ、アデレードまで続く国道一号線に入ります。
お2人の道中、まだまだ先は長いです
余談その2
私が初めてオーストラリアに来た1987年、カルグーリーに行ったことがあります。
(あら歳がバレちゃいそう)
その頃のカルグーリー近辺は地下に掘るタイプの鉱山が点々とあり
このスーパーピットは稼働していませんでした。
見晴らしの良い丘に立って、広い平野を見渡しながら
もしかして金が一個ぐらい残っていないかとちょっと足下を探してみたり
ほんの120年程前に、ここで多くの人が一攫千金を夢見てひしめいていたのだな~と
西部劇の場面を想像しながら昔に思いを馳せてみたのでした。
日本に帰国した時に、両親に写真を見せながらカルグーリーに行った話をしたら
「なにっ、カルグーリーだと!」と兄がすごい勢いで話に食らいついてきました
「何で知ってるの(私も全然知らなかったのに)」と聞けば
「地理を勉強した人間でカルグーリーを知らなかったらモグリだ」とかなんとか
鼻息荒く言っておりましたが、そういえば兄は大学で地理学科だったのでした
未だに一度もパースに来てくれていない兄ですが、多分
カルグーリーや北部の鉄鉱石の鉱山地帯などには行ってみたいのでしょう。
万が一遊びに来たら、露天掘り鉱山に置いてけぼりにしてあげよう…
西豪州は鉱業が盛んな州で、日本とも繋がり深い所です。
ご参考までに…このwiki『西オーストラリア州の鉱業』
カルグーリー、ノースマンなどについては、こちらも参考にいたしました(英語サイト)
『http://www.kalgoorlietourism.com/』
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