こんばんは。
昨日のノートル・ダム大聖堂の大規模火災事故のニュースには衝撃でした。
人類の文化の大きな損失と言えるのでしょう。
フランスに行ったことがなく
あの大聖堂を実際に拝見することもなかった私でさえ悲しい気持ちなので
国民の皆さんやキリスト教徒の方々のお嘆きはいかほどかと思われます
修復、再建にはどれだけかかるかわかりませんが
いつの日か再び、あの姿を世界の人々が拝める世がきますように
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今回はしばらくぶりに、昨年10月の日本旅行記の続きをアップしたいと思います。
(まだやってたのって感じですね)
2018年10月21日(日)
この日午後から、娘のA美&Y君夫婦とY君パパ、ママに案内してもらい
岩手県平泉にある天台宗毛越寺(もうつうじ)を訪れました。
同じく平泉にある中尊寺のすぐ近くのお寺です。
前回(2016年)東北に来た時は時間がなくなり、行けなかったので念願が叶いました
穏やかな秋の日曜日の午後
たくさんの人が参拝に来られていました。
季節感は全く逆ですが
パースは今が秋なのでいいことにしよう
ネットで調べてみました。
毛越寺(もうつうじ)は
850年(中尊寺建立と同年)に慈覚大師円仁が創建し
藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営されました。
奥州藤原氏滅亡後、火災や戦で境内の建物たちは焼失してしまいましたが
ひところは中尊寺をしのぐほどの規模だったそうです。
『平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園および考古学的遺跡群』の一部として
2011年に世界遺産に登録されました。
↓ 浄土庭園 大泉が池
サイトより:
『大泉が池は浄水をたたえ、その周辺には、州浜、荒磯風の水分け、浪返しにあたる立石、
枯山水風の築山といった石組みや、池に水を引き入れる遣水など、自然の景観が表されています』。
とても清らかなお池でした。
1954(昭和29)年から五年間に渡り、大々的に毛越寺の発掘調査が行われました。
その調査結果は、『吾妻鏡』などに記されている内容とよく合うのだそうです。
↓ 礎石がほぼ完全に残っている大金堂跡地。
焼けて消えた建物、立派だったことでしょう。
ブログを書きながらノートル・ダム大聖堂の火事をまた思い出していました。
↓発掘調査と考古資料をもとに描かれた伽藍配置図。
上の大金堂があった場所は
配置図の左から3番目の大きい建物じゃないかな〜。
(違うかも)
↓ここは「曲水の宴」の催しが行われる場所です。
サイトより:
『曲水の宴(ごくすいのえん)とは
毛越寺浄土庭園の遣水(やりみず)に盃を浮かべ
流れに合わせて和歌を詠む
平安時代の遊びを再現したもの』ということです。
風流ですね〜。
五月の第四日曜日に開催されるそうですよ。
この時期には例年ならもっと紅葉の色が濃いはずと聞きましたが
紅葉の季節に日本へ来たのは久しぶりだったし
もみじのグラデーションが見れたので幸せです
秋に生まれた私、秋贔屓かも
↓ ブログ友 笑子さんへお土産です。
松尾芭蕉先生が詠んだ
「夏草や 兵どもが 夢の跡」の句碑の説明書き^^;
句碑そのものの写真もとったのですが、ボケてしまっていました
毛越寺ではこれから
「春の藤原祭り(5月1〜5日)」
「曲水の宴(5月第4日曜日)」
「毛越寺 あやめ祭り(6月20日〜7月10日)」
などなど趣深い行事が続くようですよ。
ここのあやめは有名みたいですね。
また、毛越寺は
岩手県平泉町の中尊寺、宮城県松島町の瑞巌寺、山形県山形市の立石寺(山寺)とともに
東北の「四寺回廊」という巡礼コースの一つになっています。
9世紀に円仁が開山し、17世紀には松尾芭蕉が訪れた東北地方の四つのお寺を巡るコースです。
どこから始めてもいいし、いつ終わらせてもいいとのこと。
私は2016年5月にミスター・Tに案内いただき
中尊寺と瑞巌寺に参拝し
2018年はY君ファミリーにお世話になり、立石寺と毛越寺にお参りできたので
四つのお寺をすべて訪問させていただくことができて感謝感激です。
娘のA美の第二の故郷、東北は
美しい自然と奥深い歴史がとても魅力的
私も大好きになりました。
また遊びに行くのが楽しみです
長々と失礼いたしました。
それでは、また。
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