昨日、雑用があったので、久しぶりにバス
に乗って街まで出かけました。
電車・バスの料金を支払う時には、運転手に行き先を告げて現金を払うか
日本の“Suika”のようなカード―
こちらでは、その名も“Smart Rider”(“おりこうライダー”
)という―
があって、ほとんどの人はこれを使います。
私も、いつもそれを使ってバスに乗ります。
昨日もいつものように、バスの磁気カードを専用の機械に当てたのですが・・・
シーーーーン。
あ、あれ?
いつもはピッ、とか言うのに。
戸惑っていると、運転手さんが
「あ、たまにね、カードを膨れてる財布に入れたままスキャンすると、反応しないから」って言うので
いや、膨れるほど、中身入っとらんです
って内心、一人で突っ込みをしながら
カードそのものを引っ張り出したら・・・
『げっ』。
ド・・・ドキッ
あぁ~ちょっとちょっと・・・せっかちな運転手さん。
既にバスは走り出しちゃってるよ~
でも、こ、これ、どうしよう
バスのカードと思って持って来たのは、本屋の会員カードじゃないっすか

全然、おりこうライダー・カードじゃないです
「あ、あのすみません、変なカード持って来ちゃって・・・。
今、現金でバス代出します・・・って
わっ!!!
50ドル札(≒5千円札)しかないし!!!」
ひたすら慌てふためいていたら、次のバス停に止まって、客が乗ってくる。
まだ未練がましく、小銭はないものかと、財布の中をごそごそ捜す私。
「Nothing・・・
」
50ドル分のおつりなんて全然ない運転手さんが、困った顔で私に
「う~ん。
50ドル札しかないのか~。
何、どこまで行くの?」と、聞く。
「シティです・・・」
「シティかぁ・・・。
いや、乗せて行ってあげたいのも山々だけど・・・
そう言って“ただ乗りさせろ”って言うやからも居るからねぇ・・・
あ、でもあんたはそうは見えないけどさ~あはは
」
あははってちょっと・・・。
きっとここで私が、もっと若いカワイ子ちゃんだったら
ただ乗りオッケ~だったかも
と思いながら
ないない、そんなこと
「い、いえ、すみません、ここで降ろしてください
」
「そお?じゃぁね
」
なんつーかもう、恥ずかしくていたたまれず、バスを振り返ることもなく、その場を去り・・・
我が家にもう一度引き返して、小銭を見つけて
次のバスで、今度こそシティへと向かいました。
ヤレヤレ、と席に着く。
しばらく乗っていると、ちょいとおしゃれな女性が二人、私の後ろに座りました。
二人の会話:
「今年は、どれが良さそう~?」
「うん、○○○って言うのが評判よ」
「それにしようかな~」
「私は、毎年、いくらかは勝つのよ。でも去年は外れたわ
まさか日本の馬が1・2位とはね~。
おばあちゃんの言うことを聞いておけば良かったわ
」
・・・ふむふむ。どうやら彼女らは、どこかでお昼を食べながら
この日のイベントに参加するのでしょう。
毎年11月の第一火曜日は、豪州の有名イベント、メルボルン・カップの日なのです。
イベントだ、お祭りだと言っても、要は競馬ですよ、競馬
ギャンブル、ギャンブル!
何を皆様、盛り上がるのか、分かりません。
それでも、146年も続いている伝統行事なのです。
メルボルン大都市圏ではメルボルンカップ・デーとして祝日になっているし
競馬のために祝日となるのは、世界でもオーストラリアだけだそうですよ。
気合が入ってるよね~。
開催地のメルボルン、フレミントン競馬場では、女性が華やかな服
を着て
カラフルな帽子をかぶって、観戦しに来ることでも有名です。
ファッション・コンテスト
も行われるようです。
去年は、日本の馬が1位・2位になりました。
日本馬及びアジア調教馬が優勝したのは、初めてだったのです。
それで、あのバスの女性は“去年は外れた”のでしょう。
彼女のおばあちゃんは、当てたのかな?
っていうか、毎年当てるのか、あの人は・・・すごいな・・・
などと考えながら、町を歩くとちらほらと
おしゃれをした人
つば広の派手な帽子をかぶった女性を見かけました。
でも、パースでは祝日ではありませんから、皆さん、普通にお仕事をしています。
馬が3200mを走る、その年の王者を決めるほんの数分間のメイン・レース。
その数分間は
“The race that stops a nation”(“国の時を止めるレース”)と言われています・
確かに、その本戦の時間が近くなったら、パースの街の中がやけに静かになりました。
極端に人通りが、ささーーっと引いてしまったのです。
皆、どこかでの
大画面で中継を見ていたのでしょうか。
賭けている人も、そうで無い人も。
息を潜めて画面に釘付けになるのです。
国の時を止めるレースとは、よく言ったものです。
ちなみに今年は豪州の
が勝ちました。
あれは、娘がまだ小学校1年生か2年生だった時のこと。
メルボルン・カップの日に、家に帰るなり
「△△の
が勝ったよ~
」なんて目をキラキラさせて
言うので
「えっ
何で知ってるの
」
「うん、皆でね、
見てた
」
み・・・見せるのか
アレを、学校で
中身は何であれ、楽しもうって言う心がけなのだろうか
一応伝統行事だし?
なんだかな~。
それを聞いた時は、時が止まるどころか、こっちの心臓が止まるかと思ったものでした

電車・バスの料金を支払う時には、運転手に行き先を告げて現金を払うか
日本の“Suika”のようなカード―
こちらでは、その名も“Smart Rider”(“おりこうライダー”

があって、ほとんどの人はこれを使います。
私も、いつもそれを使ってバスに乗ります。
昨日もいつものように、バスの磁気カードを専用の機械に当てたのですが・・・
シーーーーン。
あ、あれ?

いつもはピッ、とか言うのに。
戸惑っていると、運転手さんが
「あ、たまにね、カードを膨れてる財布に入れたままスキャンすると、反応しないから」って言うので
いや、膨れるほど、中身入っとらんです

カードそのものを引っ張り出したら・・・
『げっ』。
ド・・・ドキッ

あぁ~ちょっとちょっと・・・せっかちな運転手さん。
既にバスは走り出しちゃってるよ~
でも、こ、これ、どうしよう

バスのカードと思って持って来たのは、本屋の会員カードじゃないっすか


全然、おりこうライダー・カードじゃないです

「あ、あのすみません、変なカード持って来ちゃって・・・。
今、現金でバス代出します・・・って
わっ!!!

50ドル札(≒5千円札)しかないし!!!」
ひたすら慌てふためいていたら、次のバス停に止まって、客が乗ってくる。
まだ未練がましく、小銭はないものかと、財布の中をごそごそ捜す私。
「Nothing・・・

50ドル分のおつりなんて全然ない運転手さんが、困った顔で私に
「う~ん。
50ドル札しかないのか~。
何、どこまで行くの?」と、聞く。
「シティです・・・」
「シティかぁ・・・。
いや、乗せて行ってあげたいのも山々だけど・・・
そう言って“ただ乗りさせろ”って言うやからも居るからねぇ・・・
あ、でもあんたはそうは見えないけどさ~あはは

あははってちょっと・・・。
きっとここで私が、もっと若いカワイ子ちゃんだったら
ただ乗りオッケ~だったかも


「い、いえ、すみません、ここで降ろしてください

「そお?じゃぁね

なんつーかもう、恥ずかしくていたたまれず、バスを振り返ることもなく、その場を去り・・・
我が家にもう一度引き返して、小銭を見つけて
次のバスで、今度こそシティへと向かいました。
ヤレヤレ、と席に着く。
しばらく乗っていると、ちょいとおしゃれな女性が二人、私の後ろに座りました。
二人の会話:
「今年は、どれが良さそう~?」
「うん、○○○って言うのが評判よ」
「それにしようかな~」
「私は、毎年、いくらかは勝つのよ。でも去年は外れたわ

まさか日本の馬が1・2位とはね~。
おばあちゃんの言うことを聞いておけば良かったわ

・・・ふむふむ。どうやら彼女らは、どこかでお昼を食べながら
この日のイベントに参加するのでしょう。
毎年11月の第一火曜日は、豪州の有名イベント、メルボルン・カップの日なのです。
イベントだ、お祭りだと言っても、要は競馬ですよ、競馬

ギャンブル、ギャンブル!
何を皆様、盛り上がるのか、分かりません。
それでも、146年も続いている伝統行事なのです。
メルボルン大都市圏ではメルボルンカップ・デーとして祝日になっているし

競馬のために祝日となるのは、世界でもオーストラリアだけだそうですよ。
気合が入ってるよね~。
開催地のメルボルン、フレミントン競馬場では、女性が華やかな服

カラフルな帽子をかぶって、観戦しに来ることでも有名です。
ファッション・コンテスト

去年は、日本の馬が1位・2位になりました。
日本馬及びアジア調教馬が優勝したのは、初めてだったのです。
それで、あのバスの女性は“去年は外れた”のでしょう。
彼女のおばあちゃんは、当てたのかな?
っていうか、毎年当てるのか、あの人は・・・すごいな・・・
などと考えながら、町を歩くとちらほらと
おしゃれをした人

でも、パースでは祝日ではありませんから、皆さん、普通にお仕事をしています。
馬が3200mを走る、その年の王者を決めるほんの数分間のメイン・レース。
その数分間は
“The race that stops a nation”(“国の時を止めるレース”)と言われています・
確かに、その本戦の時間が近くなったら、パースの街の中がやけに静かになりました。
極端に人通りが、ささーーっと引いてしまったのです。
皆、どこかでの

賭けている人も、そうで無い人も。
息を潜めて画面に釘付けになるのです。
国の時を止めるレースとは、よく言ったものです。
ちなみに今年は豪州の

あれは、娘がまだ小学校1年生か2年生だった時のこと。
メルボルン・カップの日に、家に帰るなり
「△△の




「えっ


「うん、皆でね、


み・・・見せるのか

アレを、学校で

中身は何であれ、楽しもうって言う心がけなのだろうか

一応伝統行事だし?
なんだかな~。
それを聞いた時は、時が止まるどころか、こっちの心臓が止まるかと思ったものでした

いつもお世話になっております
楽しいコメントを、ありがとうございます。
それにしても