週末は口切茶事でした。
茶壷の口の封を切り、新しいお茶をいただく、茶人にとってのお正月とも言われているおめでたいお茶事です。
今回は口切の大役をいただきました。
年に一度しか拝見する機会がなく、たった一度お稽古しただけで臨みました。
もう、できなくて当たり前と思って、というか思うしかなく、半ば捨て鉢な感じでしたが、途中先生に確認しながら、何とか形になりました。
写真は寄付のお軸 & 本席の花と壷荘。
お軸は、「冬の山家」というお歌がかかれた短冊か掛けられていました
瓢の掛花入に白玉椿と照り葉が入っています。
今回は口切の次に大事なミッションだった壷荘。
真行草と紐結びを整えました。
水屋のため写真はありませんが、備忘の懐石のお献立。
汁: 粟麩、小豆、辛子
お向: 鯛、菊、わさび
煮物碗: 海老真丈、結び干瓢、みつば、柚子
焼き物: 鰆幽庵焼き
和え物: 柿なます、イカ
箸洗い: 松の実
香の物: 大根、長芋、からし菜
八寸: サーモン、銀杏、栗
主菓子: 粟ぜんざい
美しい一日に感謝と共に、ますます精進しなければと思う機会となりました。