一年の締めくくり、今日は除夜釜でした。
手濁の灯りで、お薄を一服いただきます。
朔旦冬至(新月と冬至が重なる)の夜にぴったりな和風キャンドルナイトになりました。
寄付は大津絵、本席は蓮の花のお軸が掛けられていました。
花の代りに、蝋燭から出る二酸化炭素を吸収くれるという石菖を置くのが、お約束です。
いつもの露地も蝋燭の光で別世界に。
一年、無事にお稽古できたことに感謝しながら過ごしました。
土曜日は椿山荘のお茶室で、恒例の夏のお茶会でした。
気のおけないお仲間とワイワイいいながら茶箱で一服。
緑寿庵のソーダ味の金平糖が美味しかったです。
今回は茶箱付花月にも挑戦しました。
付け焼き刃的でしたが、なんとか無事にできてよかったです。
昨日は初風炉のお茶事でした。
お茶事は準備も大変ですが、お稽古を続けていてよかったと思える素晴らしい時間です。
今回はお詰の役だったので、ずっと席中にいることができました。
本席のお軸は「水上青々翠」の一行が掛けられていました。 淡々斎のお筆てす。
前日から準備したお料理もどれも美味しくいただきました。
懐石
飯: 一文字
汁: かんぴょう結、辛子
お向: 鯛、穂紫蘇
煮物腕: 空豆豆腐、水菜、白瓜
焼物: 鰆、柚子胡椒
預鉢: 蓬麩、小芋
和物: ホタルイカ、山うど、アスパラ
八寸: からすみ、蕨
香: 塩昆布、セロリ、沢庵
主菓子: 初かつを(美濃忠製)
干菓子: 都どり(奈良屋製)