今年のことは今年のうちに・・・
12/8は恒例の慈善茶会に伺いました。
毎年12月の第1日曜日に護国寺で開催されているお茶会です。
各流派のお席が7席もかかる、大人のアミューズメントパークのようなお茶会です。
今年は4席回ることができて大満足でした。
裏千家(濃茶席) 江戸千家(薄茶席) 遠州流(濃茶席) 大日本茶道学会(薄茶席)
流派によってお点前はもちろん、取り合わせや趣向の違いを知ることも楽しみです。
3連休の中日には除夜釜がありました。
例年夜にあるのですが、今年は趣向を変えてお昼間に。
いつもお稽古している広間の障子に絵や文字を筆でしたため、炭火で焼いたお持ちの入ったお汁粉をいただき、先生のお点前でお薄を一服。
あと1回お茶会が残っていますが、これでお稽古納めです。
一年の感謝とともに、気忙しい毎日をしばし忘れるひと時となりました。
昨日は口切のお茶事でした。
「茶人のお正月」といわれる行事を、今年も無事に迎えることができありがたいことです。
写真は寄付と本席のお軸。
寄付 柴田是真筆 栗
本席 清巌宗渭筆 雲門胡餠趙州茶恵崇蘆雁趙昌花
(雲門の胡餠、趙州の茶、恵崇が蘆雁、趙昌が花)
最高の取り合せという意味の禅語です。
箱書のある、素晴らしいお道具をたくさん出していただきました。
中入後のお花は、竹一重切の掛花入に白玉椿と雪柳の照り葉が入りました。(写真なし)
お献立は先生に相談しながら、初の試みで水屋のみなさんと考えました。
口切ならではの約束事がいろいろあります。
今回はお台所の担当だったので、写真を撮れなかったのが残念。
飯 一文字
汁 結び麩・小豆・辛子
お向 鯛・穂紫蘇
椀 玉子豆腐・みつば・松茸、柚子
焼物 帆立柚子こしょう焼
預鉢 海老芋・鶏そぼろあんかけ・生姜
預鉢 柿・蕪・菊 箸洗 松の実
八寸 鳥貝・栗 香の物
主菓子 粟ぜんざい
行き届かないことばかりでしたが、水屋は本当に勉強になることばかりでした。
いろいろあった失敗は次回に繋げたいと思います。