これからどうなるのだろうか。
不安の多い時代には、声高に主張する人の意見が通りやすくなる。
迷える人をある方向に導くという意味では、強いリーダーシップは大切なことかもしれない。
ただ、その意見がいつも正しいとは限らない。
予期しないことが起こった場合にはどうするのか、常にオプションを考えておく必要がある。
私が一番気になるのは、大きな天変地異である。
かつて、多くの政治体制がこのような異変によって崩壊していった。
線形理論や弱い非線形理論では予期できない強い非線形現象にどう対応するのかが、今、問われている。
これは官僚機構が最も苦手としている局面である。
AからBになるとは必ずしも限らないのである。