いつのことだろうか。
隣の話し声も聞こえないくらいの
喧騒な酒場から離れて
静かに飲むのを好むようになったのは
今日、ニューオリンズの下町の
一番古い酒場に来て
こうしてバーボンの水割りを飲み
スラング英語が飛び交う中で
大声で語り合うことは
久しぶりの心地よい興奮を呼び起こす
忘れていたわけではない。
この体の底から湧き上がるような
騒音にも似た会話の中で
自分の存在を確かめることを
馬鹿げた会話で盛り上がるのは
決して不毛なものではなく
人間同士の心のふれあいであることを
ソウルをぶつけ合う
そういう飾らない瞬間が
こんな古い酒場にはあることを
*****************
なんでやねん 問われて困る 六十路(むそじ)かな
ガンバレと 誰かは知らぬが 人の世の常
隣の話し声も聞こえないくらいの
喧騒な酒場から離れて
静かに飲むのを好むようになったのは
今日、ニューオリンズの下町の
一番古い酒場に来て
こうしてバーボンの水割りを飲み
スラング英語が飛び交う中で
大声で語り合うことは
久しぶりの心地よい興奮を呼び起こす
忘れていたわけではない。
この体の底から湧き上がるような
騒音にも似た会話の中で
自分の存在を確かめることを
馬鹿げた会話で盛り上がるのは
決して不毛なものではなく
人間同士の心のふれあいであることを
ソウルをぶつけ合う
そういう飾らない瞬間が
こんな古い酒場にはあることを
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なんでやねん 問われて困る 六十路(むそじ)かな
ガンバレと 誰かは知らぬが 人の世の常