2003年に本を書いた。
Freshwater Management - Global Versus Local Perspectives
という本だ。

http://www.amazon.co.jp/Freshwater-Management-Global-Versus-Perspectives/dp/4431004882
Vincent教授との共著だが、その当時、こんなことに興味があった。
つまり、GlobalとLocalの対峙だ。
環境問題は、その一つの局面を実によく表している。
たとえば、中国のPM2.5は極めてLocalな話だが、今や日本にも影響が飛び火し、Global化している。
他人事とは言えない。
福島第一原発の汚染水は、地下水を通って海洋に流れ出ている。
あまり大きな声で語っていないけれども、おそらく我々の想像以上の負荷が海洋生物にかかっているのだろう。
この本は、基本的に、GlobalとLocalのついになる話から成り立っている。
どちらがより重要だと言っているのではない。
エントロピー増大の法則からいえば、偏った環境汚染は、広く拡散していく。
しかし、あくまでも保存則が成り立つ場合だ。
TPPはグローバル化を目指すものだけれども、それはGlobalで儲けようとしている企業なり個人がいるからだ。
人間社会は、文化という砦をもち、Global化を妨げてきた。
これからは今まで以上の努力とエネルギーでもって、文化の防波堤を築く必要がある。
そうしないと、地球は画一化に向かい、結局力とお金を持っているものが制覇することになる。
私はTPPに反対するわけではない。
しかし、それらは武力行使や核開発と同じように、文化を破壊しかねない。
利益と利益の対立構造ではなく、人間社会の根本となる存在意義、つまり民族としての価値や尊厳、を失わないためにもGlobalだけではだめなのである。
LocalからGlobalへ向かうエネルギーはとても大きい。
これに拮抗するような、強靭な文化を作ることができる民族だけが、これからの世界を生き残れるような気がする。
Freshwater Management - Global Versus Local Perspectives
という本だ。

http://www.amazon.co.jp/Freshwater-Management-Global-Versus-Perspectives/dp/4431004882
Vincent教授との共著だが、その当時、こんなことに興味があった。
つまり、GlobalとLocalの対峙だ。
環境問題は、その一つの局面を実によく表している。
たとえば、中国のPM2.5は極めてLocalな話だが、今や日本にも影響が飛び火し、Global化している。
他人事とは言えない。
福島第一原発の汚染水は、地下水を通って海洋に流れ出ている。
あまり大きな声で語っていないけれども、おそらく我々の想像以上の負荷が海洋生物にかかっているのだろう。
この本は、基本的に、GlobalとLocalのついになる話から成り立っている。
どちらがより重要だと言っているのではない。
エントロピー増大の法則からいえば、偏った環境汚染は、広く拡散していく。
しかし、あくまでも保存則が成り立つ場合だ。
TPPはグローバル化を目指すものだけれども、それはGlobalで儲けようとしている企業なり個人がいるからだ。
人間社会は、文化という砦をもち、Global化を妨げてきた。
これからは今まで以上の努力とエネルギーでもって、文化の防波堤を築く必要がある。
そうしないと、地球は画一化に向かい、結局力とお金を持っているものが制覇することになる。
私はTPPに反対するわけではない。
しかし、それらは武力行使や核開発と同じように、文化を破壊しかねない。
利益と利益の対立構造ではなく、人間社会の根本となる存在意義、つまり民族としての価値や尊厳、を失わないためにもGlobalだけではだめなのである。
LocalからGlobalへ向かうエネルギーはとても大きい。
これに拮抗するような、強靭な文化を作ることができる民族だけが、これからの世界を生き残れるような気がする。