DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(27)

2013-07-07 17:04:43 | ButsuButsu


何となく、モンゴルへ行く話が本当になりそうだ。

最後にフブスグル湖の調査をしてから、ほぼ10年の月日がたっている。

どう変わったのだろうか、とても興味がある。

温暖化の影響が出ているのだろうか。

かつてこの地を訪れた時、船員たちが網を仕掛けて、魚を取ってくれた。



マス科の魚やハゼ科の魚がいた。

ナマズも取れた。

調理して食べると結構うまかった。

今はどうなっているのだろうか。

もう少し遅い時期になると、湖岸で野生のブルーベリーが取れる。

濃密で味が濃い。

おいしい湧水もある。

そのそばにトリカブトが群生していたのには驚いた。

自然はどんどん変わってきている。

人々は昔を懐かしむが、決して元と同じ状態になることはない。

どうやって自然の変化と調和するのか。

このことがとても大切だ。

フブスグル湖の友人たちや魚たちと再び会えることを期待している。

できればこの地だけは決して変わらないとよいのだが。

それは外からの訪問者の独善的な欲望なのかも知れない。



琵琶湖の湖底水温は、1990年から急激に上昇している。

琵琶湖はもう、だめかもしれない。
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生態学琵琶湖賞

2013-07-07 10:14:57 | ButsuButsu


昨日、第17回生態学琵琶湖賞の授賞式が行われた。

私も、日本陸水学会会長として出席した。

受賞したのは、東京大学の大手信人さんと京都大学の中野伸一さんの二人だ。

大手さんは、森林の水循環と生態系の関係を調べている人だ。

中野さんは、水中の微生物が果たしている役割を研究したいる。

どちらも時間と忍耐の要る研究対象だ。



森と水、なんともにくい選考の演出だった。

NPO法人びわ湖トラストも、森と湖の相互作用について学習している。

気候の変化がもたらす災害は、私たちが付き合っている森や湖にも及んできている。

それはこれからも拡大していくのではないか。

自然のエネルギーは人間の制御能力を大きく上回る。

年間に琵琶湖に入ってくる太陽の熱エネルギーは、滋賀県で使うすべてのエネルギーの60年分にも及ぶ。

人間に出来ることは、とりあえず良く知ることなのだろう。

その意味で、二人の記念講演は時宜を得ていた。

調べて、記録して、そしてどうするか。

深刻な問いかけがなされている。
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7月6日(土)のつぶやき

2013-07-07 05:04:29 | 物語
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