モンゴルの友人であるハドバータル氏からメールがあった。
フブスグル県のツァガーンヌール村にすむBaasankhuu君(7才)の火傷を直してほしいという依頼だ。
以下、ハドバータル氏からの報告だ。
***
Baasankhuu君は、2008年8月17日にお湯を入れた魔法瓶を倒して火傷しました。
その日に村の病院に運ばれて手当てを受けました。
それでも 体調がますます悪化し、意識不明になったので、県の中心であるムレン町に運ばれました。
ムレン町で2か月間続いた集中治療を受けた後、ツガーンヌール村に帰りました。
4才になると、成長により右手の動きが不自由になりはじめ、手が曲がってきました。
その変化が激しくなったのでウラーンバートル市で手術を受けました。
それからおよそ2年間手の曲がりが多少治ったが、今現在成長により手の曲がっている上に、手を動かす時に痛みが起こるようになっています。
***
火傷の傷跡を見ると、何とかならないものかと思う。
私の周りでは、今年は、はっけん号の運営にお金がかかる。
なかなか簡単にBaasankhuu君を支援してあげることはできないけれど、出来るだけ努力をしてみようと思う。
世界には多くの子供たちが傷ついているから、すべてを救うことはできないけれども、目の前で苦しんでいる人がいればできることをすべきなのだろう。
子供を思う親の心は世界共通だ。
ハドバータル氏は、次のようにメールを締めくくっている。
***
手術代に使うお金がないため手術をしてもらう事ができません。
子供の将来を考えるとなんとかしてやりたいです。
子供の日本へ行ってくる飛行機代は自分たちで払います。
***
ツァガーンヌール村は、ロシアとの国境にある奥深い田舎だ。
そこで懸命に働いている幼いBaasankhuu君を見ると、心が痛む。
さて、どうするか?
私の周りには難問が多い。
どこかにタイガーマスクはいないものだろうか。