砂漠に生きるトカゲは 王者の貫録さえある
砂だらけの乾燥地帯で 彼は何を考えて暮らしているのだろうか
足るを知っているのだろうか
おそらくギリギリの世界で生きているのだろう
妥協も寛容もない世界
だからこそ 威厳に満ちた様子であたりを睥睨する
辛いけれども それを語らない
足しもしないし 引きもしない世界
熾烈かもしれないけれども そうやって長い時間をたどってきたのだ
生き抜いた世界
そこには満足と安らぎさえあるのだろう
自然の恵みに感謝して ありがとうと素直に言える
頂点に君臨する人間は その責任がある
それは多くの生き物が暮らす この地球という惑星にたいする礼儀だ