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今朝の琵琶湖はさわやかだった。
穏やかな日差しの中で、怠け者のカモたちが惰眠を貪っている。
春眠暁を覚えず
というのはカモにも言えるのだろうか。
3月から4月、そして5月へと、春の移ろいは、この国のもっとも美しい情景のひとつだ。
倭(やまと)は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる(やまごもれる) 倭しうるはし
美しい場所 まほろば と言えるのだろう。
青空の下の琵琶湖には、白い船がよく似合う。
はっけん号も、今日は、輝いていた。
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この船を壊させてはならない。
そう思うと、余計に青と白のコントラストが、目に染みた。