我が国の公務員は非常に優秀である。
役所へ行って、部屋を覗くたびに思う。
みんな忙しそうに仕事をしている。
その優秀な公務員が、アベノミクスの足を引っ張っている。
優秀な人たちは、怠けることを知らない。
自分の有用性をアッピールするために、懸命に仕事をつくる。
文章の手直しから追加の資料、議員への答弁、などなど。
そしてドンドン時間が流れる。
規制緩和、大賛成。
規制があってもなくても、優秀な公務員の仕事は増える。
作業に追われる下流の人々は、怨嗟の悲鳴を上げる。
優秀な公務員から押し付けられる多量な事務仕事のために、本来しなければならない仕事ができない。
大きな矛盾だ。
仕事なんか適当にやればよいのに、と思っても、優秀な公務員は立ち止まらない。
今日できることは明日やればよいではないか。
といっても、聞く耳を持たない。
もっと、本質的に、今日しなければならないことがあるはずなのに。
苛立ち、声を張り上げながら、優秀な公務員たちは働く。
まるで自分たちがこの世界を牛耳っているかのように。
いつか、事務官僚の半分は不要だと言ったら、目をむかれた。
存在意義を確かに示すことが大事だが、しなくても良い仕事を作って弱い者いじめするのは止めようね。
たまには働くふりをしたってよいではないか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます