秋の風情も、一雨ごとに色合いを変えて、やがて冬を迎える。
とり得ずば消えぬと思へ梓弓 ひきてかへらぬ道芝の露
山名氏清の辞世の句だ。
彼は、南北朝時代に明徳の乱で敗北し斬られた。
享年49歳だった。
戦いに負けてしまえば、露が乾いて消えるように、元には戻らないというほどの意味なのだろうか。、
踏み出せば元に戻らないたとえでこの歌が良く使われる。
決断したのだから、前へ進むしかない。
私たちの人生には、そんな時がままある。
時は流れ、元には戻らない。
後悔をしないように、生きたいものだ。
そのためには、人智をかけて失敗を避けるようにすべきだろう。
その自己管理ができない人は、はなから勝負の場に出ない方が良い。
大切なことは、踏み出したからには、失敗のリスクを最小にする努力をすることだ。
それは、自分しかできないことだから、人のせいにはしたくないものである。
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