先週の日曜日、ケイコ・リーのライブの前に伏見ミリオン座で観た2本目の映画は、
「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」です。この映画は、アドルフ・ヒトラーの
腹心にして、プロパガンダを主導する宣伝大臣を務めた政治家ヨーゼフ・ゲッベルスの
半生を描いた映画なので、事実に基づいた映画なので、観ることにしました。ナチスを
描いた映画は多いですが、ゲッベルスを取り上げた映画は自分が観る中では初めてです。
内容は、1933年のヒトラー首相就任から1945年まで、ナチスドイツの宣伝大臣として
国民を煽動したゲッベルス。当初は平和を強調していたが、ユダヤ人排除や侵略戦争へと
突き進んでいくヒトラーから激しく批判され、信頼を失ってしまう。愛人との関係も
断ち切られたゲッベルスは、自身の地位を回復するため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画の
製作や、
大衆を煽動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画。国民の熱狂と
ヒトラーからの信頼を取り戻していく。やがて戦況が絶望的になるなか、ゲッベルスは
ヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す過激なプロパガンダを仕掛ける。
邦題がヒトラーをプロデュースした男であるが、積極的にプロデュースしたちうより、
たまたま彼がそういう役職にいてだけって感じですね。当初は平和主義でしたで
ヒトラーとは逆路線。さらにチェコ人女性との浮気を妻がヒトラーに密告したので、
別れさせられたこともから一人の人間としての幸せを諦めて、ヒトラーにつぐ№2の座に
なろうと自分の仕事である宣伝を頑張ったという感じ。まあその仕事っぷりが天才的で
あったというのはありますが。彼自身が本当にヒトラーが勝ち続けることができると
思っていたかはどうなのかなあと思います。ソ連と戦うあたりから、いづれ大負けすると
わかっていたが、もうヒトラーと心中な気持ちだったのかも。実際ヒトラー自殺後、
彼も家族を殺し自殺してますからね。破滅に進む一本道へプロパガンダ により多くの
国民とユダヤ人を道連れにしたのですから、おそろしい人物であることに変わりませんが。