平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

水木しげる ゲゲゲのゲーテ 

2024年09月01日 23時59分17秒 | 読書
今週末は、台風による大雨の予報もあって、ほぼ家に引き籠っていました。
外出は、近所に買い物程度でした。
実際に大雨だったのは、昨日の午後くらいかなあ。今日は、ゲリラ的に1回
短時間降った時はあったけど、あとは降ってない時間のほうが多かった。

実は、今日は渡辺貞夫のライブの予定だったが、金曜日の午後に中止の発表。
まあ、鉄道のダイヤも乱れが出ていたので、こっちは中止になってスッキリ
という感じでもあるが・・。
渡辺貞夫のライブは、コロナ禍でつぶれたブルーノート名古屋でのライブ以来
だったので、残念。今のところ振替公演をやるのかどうか未定で、追って
アナウンスがあるらしい。


そんなわけで、週末時間もあったので久しぶりに本を読みました。親父が本は
沢山残してあるので、その中から水木しげるの「ゲゲゲのゲーテ」を読みました。

内容は、水木サンが最後に伝えてくれたのは、人生を幸せに生き抜く智慧の詰まった、
珠玉の言葉の数々でした――。「水木サンの人生は80%がゲーテです」と自ら語るように、
10代で出会い、死線を彷徨った戦場にも密かに携え、暗唱できるほど繰り返し読んだ『ゲーテとの対話』。
ドイツの文豪・ゲーテが創作、社会、仕事、そして人生について語った、名言、
格言、箴言の中から、水木サン自身が選んだ言葉93篇を収録。
体の隅々まで沁み込んだゲーテの思想を、ユーモアを織り込みながら、“ゲゲゲ流"に
わかりやすく解きほぐす。
さらに、インタビューや過去の執筆原稿を交えながら、水木サンが敬愛した賢者の
“人生の杖"となる言葉を贈ります。 

「ゲーテ」なんていうと小難しいイメージがあったが、水木しげるというフィルターを
とおすと、なんか急に身近に親しみやすく感じるから不思議だ。出征前に、それこそ
「死」と向き合った時に、あれこれ読んだ中いくなかで「ゲーテ」に出会い。それが
支えになった。ゲーテの書というよりも「ゲーテ」自身にほれ込んでいる感じなんだというのがよくわかる。
戦地にまで持っていったというエッカーマン著「ゲーテとの対話」は、ちょっと
読んでみたくなっている。そんなにためになるゲーテの言葉がいっぱい載っているなら読みたいですね。
この「ゲゲゲのゲーテ」は、その言葉水木さん流に解釈もしてあって、大変わかりやすくためになりました。






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岩波新書編集部が選ぶ、コロナ禍の「今こそ読んで欲しい3冊」を購入

2020年05月09日 23時55分12秒 | 読書
ちょいと前にネットで、岩波新書編集部が選ぶ、コロナ禍の「今こそ読んで欲しい3冊」というのを見たことを覚えており、
ゴールデンウィークの時に自分は通常のように仕事だったんですが昼からお休みとっていた日があったので、
ここら辺の地域では一番大きな書店に行って、その本を探しに行きました。3冊中2冊はありました。
も1冊は取り寄せようと思ったが、だったらネットで買った方が早いかもと、送料無料のところで頼み。残り1冊も手元に。

なかなか本って自分の関心のあることや好きな作家以外って、賞とったとか話題になっているくらいで買うくらい。
そんなわけで、どれどれ岩波新書編集部お勧めを読んでみようと思い購入しました。


給食の歴史。絶対、自分じゃ買わないな。タイトル的にも興味ないし。

新型コロナウイルスの感染拡大により全国の小中学校が休校となり学校給食も休止になった結果、様々な社会的影響が出ている。
子どもの栄養失調や、膨大な食品ロス、それによる食品事業者の経営悪化……「暗い」話題が世間をにぎわせる。
だからこそ、「暗い事実」に突き当たりながら「本書は、なによりも給食の可能性のために書かれるだろう」と宣言する著者の
書きぶりに、読者は元気をもらえるはずだ。とのこと。


感染症と文明。これは普段なら買わないが、今の時期なら自分でも買うかも。

目に見えないウイルスへの恐怖も、千年単位の歴史のなかに身を置くと、どこか違った受け止め方ができるかもしれない。
「共生もおそらくは『心地よいとはいえない』妥協の産物として、模索されなくてはならないものなのかもしれない」
と冷静に語るこの本は、答えの見えない日常を居心地悪く生きている私たちに、心地よく響いてくる。とのこと。


系外惑星と太陽系。宇宙は興味ないことはないが本までは買わないかなあ。

地球中心主義からの脱却! そのスケールの大きさは、自宅の中で孤独に過ごす私たちを、
「天空」=天文学のフロンティアへと導いてくれる。もしかすると、どこかに別の人類や別の宇宙が存在するかも!? 
そんな空想が駆け回れば、家の中も劉慈欣『三体』(早川書房)の世界だ。とのこと。


なかなか休みの日も動画観て終わる日が多いが読書ね。
自分では買って読みそうもない本だが、今こそ読んで欲しいとなら読もうかな。
普段、選ばない本というのが自分の視野を広げてくれるかもしれないしね。




















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有川浩 県庁おもてなし課

2020年03月25日 23時53分35秒 | 読書
先週末は土曜日は映画を2本観に行きましたが、
日曜日はお彼岸でお墓詣りにいっただけで、あっとずっと家の中。
いい加減YouTubeで動画見るのも飽きてきて、
久々に一日読書していました。

読んだのは昨年ブルーノートの開演前に時間をつぶすために
ブックオフで「公開処刑板 鬼女まつり」と一緒に購入したものの、
その時は「公開処刑板 鬼女まつり」を読んだだけで終わってしまい、
その後もブルーノート前にちょこっと読んだものの放置状態だったので、
この機会に一気に読んでしまいました。

有川浩の本はよく映像化されていますが、
この本もご多分に漏れず映画化されています。
まあ映画化された時は自分は今のように映画観てなかったので、
そのことを知りませんでしたけどね。

作者が高知県のおもてなし課から観光大使の依頼の電話受け、
名刺を送ってもらうことになったが1カ月もおさたなしだったので、
話が流れたのかと思ったらそうではなかった。
そんな本当の話しか生まれたのがこの本だそうです。

地方の観光行政を題材に親子と恋愛の物語。
おもてなし課が外部のプロフェッショナルと接することで成長していく。
とくに主人公が成長し、その恋愛模様が主体。
観光行政の裏側が面白い。役所あるあるがいかにもだ。
役所と民間の温度差が凄い。これは日本全国そうだけど。
主人公をとりまく人たちが個性的で物語を面白くしている。
観光大使を依頼した作家が一番くせ者だけど。
読みだすと話に引き込まれて一気に読めました。










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堀内公太郎 公開処刑板 鬼女まつり

2019年11月12日 23時57分18秒 | 読書
久々の読書のプレビュー。本を読むことが少なくなったからなあ。
ブルーノート名古屋でのライブの時に、席をとった後公演までに時間があったので、
近くのブックオフで本を買ってコメダで読むことにしたんですよね。

探したのは、以前「公開処刑人森のくまささん」が印象的だった堀内公太郎。
続編があるようなので、それが欲しかったがなかった。
変わりに題名から言って、同じテイストそうなこの本を選ぶ。

内容的には、鬼女板=既婚女性板で色々ないじめ等についてのまつりが展開。
確かに今の世の中、ニュースでは伏せられていてもネットだと容疑者の個人情報がもれまくりですからね。
この板でつるし上げられると、別に犯罪でなくても大変なことに。
主人公はなにげに自分のブログに書いたお店の不満がとりあげられて大変なことに。
それと並行していじめ事件もまつりになって、こちらとの関係も。

まあ、なんだろうネット社会の怖さですね。こういうのは。
バカなバイトがこんなことやったってニュースの後は、
たいがいバイトの名前とか全部さらされていますもんね。怖い。
そういうのもあってSNSってやらないんですよね。ブログくらいです。
ネット社会の暗部の小説ですね。現実でもありそうだし。
2ちゃんとかでも、お店の批判とかずっと書いてるのも実際あるし、
匿名性の恐さで、なんでも平気になって書いてる部分はありますよね、絶対。
無責任に書くだけ書くみたいな。まあ書くだけ行動しないからいいけど。
この小説みたいな行動があると怖い。いや実際もあるのかなあ。




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宮部みゆき 誰か―Somebody

2019年08月29日 23時56分16秒 | 読書
今日は読破した本の紹介。また宮部みゆきです。

親父も推理小説は、まあまあ好きで結構あるんですが、
自分好みの推理小説家は宮部みゆきが一番被っている。
そんなわけで、親父が残した本から読んでいくと、
宮部みゆきばかりになりそうな感じです。
宮部みゆきを最初に読んだのは「火車」だったが、
えらく長いイメージが残っていて、
これくらいの文庫だと一気によめちゃうね。


菜穂子と結婚する条件として、義父であり財界の要人である今多コンツェルン会長の今多嘉親の命で、
コンツェルンの広報室に勤めることになった杉村三郎。その義父の運転手だった梶田信夫が、
暴走する自転車に撥ねられて死亡した。葬儀が終わってしばらくしてから、
三郎は梶田の娘たちの相談を受ける。亡き父についての本を書きたいという姉妹の思いにほだされ、
一見普通な梶田の人生をたどり始めた彼の前に、意外な情景が広がり始める――。


杉村三郎は、これ以降シリーズ化され人気になっているんですね。
警察ではない主人公で殺人事件の謎解きをする設定って、なかなか難しいですよね。
これは、まあ同じ社内で、しかも主人公の特別な立場をうまくいかしてます。
それが以降、シリーズ化につながっているのかもしれません。
謎解きは、結構伏線がいっぱいあるのでわかりやすい。
逆に、まだ気づくかないのかってなるくらいでした。
謎を解き明かしてみると、なんだかなあのエンディング。
生き残っている人のエゴのほうが恐い。




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