先週末は、F1のモナコGPでした。モナコと言えば、特別感のあるグランプリですが、
なにせ抜けないサーキットなので、予選が大事になってきます。
その予選。ポールポジションは、地元のフェラーリのルクレール。チームメイトのサインツも3番手。
好調マクラーレン勢が、2番手ピアストリ、4番手ノリスと、モナコでも好位置につける。
5番手は、メルセデスのラッセル。チームメイトのハミルトンは7番手。間に入ったのはレッドブルのフェルスタッペン。
どうしたレッドブル、チームメイトのペレスにいたっては16番手と後方に沈んでしまう。
8番手は、好調が続くRBの角田。最近トップ10に入るのが普通になってきているが、凄いことですよ。
9番手に、入賞がまだないウィリアムズのアルボン。その後ろにアルピーヌ勢が、10番手ガズリー、11番手オコンと続く。
そして決勝。いきなりオープニングラップから大波乱。ターン1でサインツとピアストリが接触。
この接触で、サインのマシンはコトロールができなくなり、マシンをとめてしまことに、
と同時に後方でペレスとハース2台が絡む大クラッシュが起きて、赤旗中断となってしまう。
しかし、赤旗が出る前のターン8でガズリーが、チームメイトのオコンに突っ込まれる。
この接触でオコンはマシンを壊し、赤旗中断中に走行可能なまでに修理できずにリタイア。
大クラッシュは、またもやマグヌッセンがペレスに突っ込んだのが原因。3台ともリタイア。
さてリスタートの順位は、「いかなる場合にも、すべての車両の位置を決定することが
可能な最終時点のものを採用する」と規定されている。今回は、ピットレーン出口の先に
引かれた第2セーフティカーラインとなり、この時点では3位だったサインツは、
ラッキーにも3位からリスタートとなった。キックザウバーのジュウが、大クラッシュの
3台より後ろにいたため、クラッシュ後止まっていたのがラッキーでしたね。運が良過ぎ。
これについて不満も出ているようですが、今までもそうだったし、それで恩恵を受けた
チームやドライバーもいるでしょう。確か逆に角田はジャンプアップで順位をあげたのに、
赤旗になって、もとの順位からリスタートなんてこともあったしね。いちいち文句言わない。
赤旗中断中は、タイヤ交換もできるのでほとんどタイヤ交換を行い規定の最低1回のタイヤ交換を済ます。
抜けないモナコということで、ピットに入らないのが最善策と各チームがとった策は、
ここからタイヤを労わって最後まで走り切る作戦。そうモナコの見せ場は、オープニングラップのみ。
ここから、タイヤを労わったスローペースで走るマシンのまるで我慢大会のようなレース展開。
唯一、ハミルトンが後方と大差だったのでフリーピットストップ でアンダーカットを狙ったのが見せ場。
それも、チームのミスでラッセルにフェルスタッペンを抑えるように指示がなく、
ハミルトンにもアウトラップからプッシュするように言わなかったので、失敗に終わる。
フェルスタッペンは、タイヤ交換をしてそのままの順位で復帰してしまうことになった。
なのでリスタート順位のままチェッカーとなりました。優勝は地元での初優勝、ルクレール。
2位ピアストリ、3位サインツ、4位ノリス、5位ラッセル、6位フェルスタッペン、7位ハミルトン、
8位には、今回も入賞でポイント獲得となったRBの角田。9位アルボン、10位ガズリー。
アルボンとガズリーは、共に初ポイント。チームとしてもウィリアムズとアルピーヌは初ポイントです。
マクラーレンの後塵を拝すかと思っていたフェラーリが、巻き返してきましたね。
それにしても、マクラーレンが速くなったのもありますが、急にレッドブルの調子が
悪くなったように感じます。アストンマーチンと一緒でアップデイトがうまくいってないのかなあ。
この3チームが団子状態なら、今シーズンは楽しめそうですね。メルセデスも、夏休み以降くらいに
追いついてくるかもしれませんしね。
RBの角田も好調を保ってますね。アストンマーチンだけでなく、メルセデスに追いつかないかなあ。
ヨーロッパラウンドは、楽しめそうな予感ですね。