数万人に一人という不治の病を患う20歳の主人公が明るく生きる姿と恋をしないと思いながらも同窓会でめぐり合った彼との愛を描いた小坂流加の原作小説を映画化。これ以上に適役はいないのじゃないかと思ったほどのふたりの俳優、小松奈々と坂口健太郎がが主演、藤井道人監督がメガホンを取った。
映画はやはり画面で描かれる主人公たちの姿と、場面場面でその情景を音や声でつむぐ音楽とが重なり、高めあって心に響くものだとあらためて感じた。RADWIMPSの奏でる音楽が心に残る。
恋に落ちてしまうふたりを小松奈々と坂口健太郎が演じていること自体で最後にはとめどない涙が襲うのだろうと思ってしまって観たがやはり思った通りだった。ふたりのとても深くて複雑な本当の心を私たちに表現して見せるのはすごく難しいことだと思うがふたりはその心をわたしたちに伝えてくれた。
世界で大切な人命が失われてゆくニュースを聞いて心を痛める毎日に、もっともっと生きたいという願いが広い世界から伝わってくるような思いを感じる映画だった。。
RADWIMPS - うるうびと [Official Music Video]
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