三田紀房の原作の同名人気漫画を映画化。戦艦大和の建造計画を食い止めようとする数学者の奮闘を描く戦事ドラマ。
主人公の数学者「櫂」に菅田将暉、海軍少将の山本五十六に舘ひろし 海軍の高官らに國村隼、橋爪功、田中泯らが脇を固める。監督は『ALWAYS』シリーズや『永遠の0』などの山崎貴。
VFXで映し出される冒頭の大和の戦闘シーンに最初から息を呑む。このシーンが本作を観る人達の意識のなかにずっと入り込んで並行して物語が進む。戦争を題材とした映画ではあるけれど戦闘シーンはこれだけ。ほとんどが主人公櫂と柄本 佑演じる下士官田中が数々の妨害の中で耐え切って成し遂げる「数学での戦い」に割かれている。
この映画は天才数学者・櫂を演じた菅田将暉の迫真の演技があって成り立っていると感じる。そして相手方の設計者を演じる田中泯など、素晴らしい助演者があってのたまもの。最後まで引き込まれて面白かった。
映画『アルキメデスの大戦』予告【7月26日(金)公開】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます