花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

羅背板玉紫陽花

2008年09月08日 22時57分24秒 | 秋冬の花
アジサイの種類の中には、8月末になってやっと咲くものもいる。
ラセイタタマアジサイ。
ポルトガルのラセイタという毛織物に似た感じの葉を持つラセイタ草の葉に、似ているタマアジサイの種類であるので羅背板・玉紫陽花。
この辺の野生ではなく、植物園銘柄であるが、国産種で普通にある所には普通にある種類だ。

大概のアジサイは、葉がついてまもなく花も咲くので、花も葉も綺麗なものが多い。
しかしこれは葉がついてから随分たって花が咲くので既に葉が汚い。
花の方も、このタイミングで一番見られるものを撮ったが、内側がまだなのに外側は終わりかけていて、美しいとはいえない。

何につけ遅咲きのものは華やかさに欠けて悲壮感までがあるものだが、しかし咲かないよりはよほど増しだ。
他が既に藪である時に花であれるのならば、より悪いものでない。