花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

万両

2007年12月16日 21時18分49秒 | 秋冬の風景
正月の飾りにも使われるマンリョウ。
この季節に赤い小さな実をたくさんつける木は万両、千両、南天、ピラカンサスなど意外にたくさんある。が、下方向にだけ実が付くのはマンリョウということで他と区別がつく。

写真は、日陰で普通に撮ったらちょっとマゼンタ方向に色が転んだようではあるが、たいした程でもないのでカメラの判断の通りにアップした。
目で見た印象ともあまり違わないので、まだ熟しきっていないのかもしれない。
日の当たるところでキレイに撮った他所様の写真ではもっと健康的な赤色の実がなっている。

白花蒲公英

2007年12月15日 22時08分39秒 | 秋冬の花
去年は随分な暖冬で、一昨年は結構しっかりした冬だったが今年はどうだろうか、日付からいえばかなりの冬の筈だが、雪とか水たまりの氷とかはまだまだまだ先のことに思える。

公園の芝生が草むらに進化したエリアに咲いていたシロバナタンポポ。
知らなかったのでアルビノのタンポポかとも思ったが、普通にそういう種類のタンポポであった。
咲いてから日にちがたっているのか、薄汚れている。白は黄色より汚れが目立つ。
アップで見ないと気づきにくい汚れが特に目立った端っこはトリミング。


当然ながら普通のタンポポも咲いていた。
当然であるが季節を考えると、微妙。
落ち葉が温かそうな晩秋らしい初冬の風景。

デジカメジンさんのデジカメ・オブザイヤー for ウェブマスター 2007

2007年12月14日 22時48分12秒 | Weblog

pro1を買った年とsweetDを買った年には参加してました。今年は700に投票するために参加します。

で、そのα700。

雑誌や雑誌社サイトのレビューではすっかりD300の引き立て役扱いされて、意地悪げな批評をされるのが定番になっているのはSONYブランドが足を引っ張っているカタチか。
個人的に一番キツいなぁと思っている点が、カメラ屋の店員がハナからSONYを売ることに熱心でないことだ。
客観的に見たら、ニコン。でなければキヤノンをお勧めするのはごく当然な態度であろうが、α700がSONYの第2弾を言い過ぎたのか、ズブが作ったカメラだと思っているだろうオマエラ。
もっと、カメラ屋相手に非公式にでも、ミノルタの残党が相当数関わっている物だと説明しておれば売る人の意識にちょっとは変化があったのではなかろうか。
プロユースのカメラを作ろうという時にこれではちょっと厳しいぞSONY。

キヤノンとニコンの新作に挟まれたのは、ゲームで言えばファイナルファンタジーとドラクエの新作に挟まれたようなものだが、セガでもないのに“モノは良いのに広報が悪い”みたいな形になろうとは。世界のSONYがミノルタの轍を踏むのか。
そろそろ話が出てきそうなα500,900の話題と併せて見守って行きたい。


緋鳥鴨 5

2007年12月14日 22時15分33秒 | 
何の芸もないヒドリガモのアップ写真。
アメリカヒドリガモであれば緑の光沢がある、頭部眼から上のちょっと色の違うエリアが普通のヒドリではどうなっているのかちょっと気になって撮ってみた。
これでもちょっと緑っぽく見えなくもない黒い点が、日の当たり加減によっては緑に光るように見える気がする。
そのアメリカヒドリにしてもマガモやコガモやヨシガモの顔ほどにきれいな緑ではないので、特にこれが半端だというわけでもない。

写真的には、妙に綺麗に撮れたなぁと変に感心した一葉。

小栴檀草

2007年12月11日 23時34分55秒 | 秋冬の花
枯れ野原で人間のズボンを待ち受けるコセンダングサの実、そして花。
これに気づかずに枯れ草の中に踏み入ると悲惨なことになる。

黄色く小さい花は花びらが散った跡ではなく、最初から菊の真ん中だけみたいなもの。キレイなものではない。
花のサイズに似合わない細長い実の棘は細く硬く、ズボンの繊維の隙間に入るので抜くときに糸を傷つけるのが特に忌々しい。

いかにも雑草らしい、雑草としか言いようのない草である。

京セラ本社ライトアップ 2

2007年12月10日 23時14分59秒 | 秋冬の風景
去年より力の入っている京セラ本社のクリスマスライトアップ。
去年の12/20に見たときは白と青のみだったが、今年は緑LEDを効果的に使って趣味の良い庭になっていた。
青/白は去年の流行だったが、それだけではやはり寒々しいのが周知された今年。
そんな感じ。


1枚目はSIGMA28mmF1.8、2枚目は135mmSTF。
STF独特の点光源ボケが楽しい。
200mm単焦点で風景を撮る帯とか襷とかの難しさが毎度困りものながら、マニュアルのピント合せに厳密さをさほど要求されない被写体なのは有り難い。


小鷺 4

2007年12月09日 20時49分38秒 | 
嵯峨野の広沢の池は、冬には水を抜く。
抜きかけの間は小魚やら何やら、人間からの分け前の獲り放題になるので、鷺・ユリカモメ・ケリ・イソシギ・コチドリとトンビとカラスが集まる。
それなりの深さのある池の水を急に抜いたものなので、底の泥はやわらかい。
写真は、飛び立ったところの泥が面白かったもの。

もう一枚。
鷺は泳ぎはしないので、こういう泥がべチャッと付いたら大変そうだが、案外にそういう醜態は起きないのか、起きてもフォローが効くのか。
コサギは同種間に限り意外に喧嘩っぱやいので大転びすることもありそうだが、真剣な喧嘩にはならないので特に何事も無いのかもしれない。


ちょっと引いた写真。
奥の白いのはユリカモメ、船に2羽セキレイがいる。
この写真では大きい水たまりをサギが占拠しているように見えるが、飛んでくるカモメを追い払う機動性はサギには無いので、既に満腹したカモメが地面のあるところにたむろっているだけである。

鳰 5

2007年12月08日 21時26分44秒 | 
蓮の池で魚か何かを口にしているカイツブリ。
何にしても、肉食動物の狩り、または狩りを成功させた場面は締まって見える。
そういうのをアップで撮るのも良いが、風景も味わい深かったので、こんな感じに撮った。

草食動物でも生き物を食い殺していることに変わりは無いが、のんびりした場面と緊迫感のある画面ほどの差がある。

長元坊

2007年12月07日 21時11分20秒 | 
チョウゲンボウが通り過ぎた。
鳩よりちょっと大きいくらいの猛禽類で、隼の仲間。
市街地の真ん中を、しかしトンビとカラスの激戦地でもあるので、いそいそと飛んで行ってしまった。

初めて見たが、子育てシーズンなどに最近は各地で市街地に進出しているらしく、気をつけていれば今後も普通に見られるチャンスがあるだろう。
10年後にはトンビほどの図々しさを身につけているかもしれない。

曙杉

2007年12月06日 21時37分15秒 | 秋冬の風景
アケボノスギ、いわゆるメタセコイア。
杉と名がつけられているが杉の仲間ではない。
秋には葉が見事に陶器のような色のベタに染まる。
写真は、コントラストを上げてみた派手目の仕上げ。


イチョウの山吹色ベタは凄まじいが、こういう中間色のベタにも静かな迫力がある。
時節柄、青空が青LEDでのライトアップのようにも、いや流石にそれは無理か。


気に入ったので1枚目をHDサイズで。

鶯 3

2007年12月05日 22時24分21秒 | 
先週アップしたカワセミの文章内でウグイスもチョロチョロしていたといった、そのウグイス。
地味な色で地味にジュクジュク鳴いて、尾羽が長くて目にラインが入っているのが特徴。他に間違えるような鳥はいない。

春先のホーホケキョの印象で広く愛されているが、その他の時期に関しては気にされることも無いことは前にも書いた。
冬頃になると草むらの中や低い木の枝でジュクジュク鳴きながらチョロチョロしていることは写真を始めて知ることになった。
夏と秋にどうしているのかは、相変わらず知らない。
居るけど鳴かないから分からないのか、山深くに行ってしまうのか。
今調べようと思ったら運悪くyachoo!がメンテ中であった。wikipediaには書いていなかった。

桜の紅葉

2007年12月04日 21時46分37秒 | 秋冬の風景
楓の紅葉には微妙にタイミングが合わなかったか、桜の葉のよく色づいたものはあらかた落ちていたがいくらかはまだ残っていた。
良いグラデーションに加えて虫食い跡も味わい深い。


黄色い葉数枚と楓の図。


若いてんぐす。
天狗巣病は桜の癌といわれる病気で、見た目にも邪悪な雰囲気をまとっている。
早いめに切らないと菌が胞子を撒いて周囲に広がるということだが、既にこの辺あちこちの桜にてんぐすが見られた。
公園の管理はどうなっているのか。

ではなく、ヤドリギでした。超・失礼しました、
が、どちらにせよ見場のよろしいものではない。

紅葉 11

2007年12月03日 20時43分09秒 | 秋冬の風景
もう12月だが、ここ数年は11月末から12月上旬にかけてが京都の紅葉の季節になっている。
写真は、宇治方面に行ったときのものであるが、どこでも違いのあるようなものでもない。

色付きが不調の時だと日を透かして赤く光る角度を選ぶのが基本だが、幸い色も良く天気も良かったので、上の方から透けてくる赤い光を受けた部分を撮ってみた。
ちょっと目先の変わった色具合になって宜しい。


こちらは普通に逆光で、マクロ写真。
葉脈がステンドグラス調で面白い。
上の方のボケた部分は妙に生々しく見えて宜しくない。

黄鶺鴒 5

2007年12月02日 23時49分07秒 | 
草陰からキセキレイ。
草がかぶっているのも、雰囲気、雰囲気。
まともに撮れればベストであったのは当然だが。
最近キセキレイを近くで見られていなかったので。


少し離れて、いかにもセキレイらしいポーズで尻尾をピョコピョコ。
スマートで、かつ派手なのが素晴らしい。

背景まで入れてHDMIサイズ。

伸縮自在のフォルム。

小さいものの詳細な形と広い背景を両方入れるには、絵を大きくしたい。
ここでは出来るから色々試すが、実際、難しい問題である。