花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

鵤 7

2010年01月15日 22時48分07秒 | 
イカル。
光の角度が良く、いつもは黒く潰れがちな目がキレイに発色した。
とはいっても描写具合こそキレイだが絵的にキレイかというと、赤い目はどうもキレイとは言いがたい。



いつもは見ない姿といえば、イカルの水飲み姿も今回初めてだ。
特別、どこかが他の鳥と違うものではない。
クチバシがゴツイだけ豪快な飲み方でも見せてくれれば嬉しかったが、そんなことのあろうはずもない。



飲み終えて飛んだ瞬間。
ピントがどうも後ろすぎだ。
特に美しい図にならないことは撮る前からわかっているので、ならはもっと精度を高めて行きたいものだ。

花菜 2

2010年01月14日 22時42分00秒 | 秋冬の花
今日はまたずいぶん寒かった。
写真はもう少し暖かだった先週末のものだが、この手の野性味の少ないものは感銘を呼ぶことの少ないものの、流石にパッと目を引くハナナ。
青い蕾を美味そうと思って見ればそれらしくも見える。ただし食用にはカラシナの方が基本で、今の時期のハナナでは春を先取りも何も、まだ真冬だ。



葉っぱのゴツさはそれなりのもの。春のセイヨウカラシナなどに比べると茎のほっそりしたのが上品だが、か弱い印象はもてない。
この寒さのなかでの根性のいびつな姿だ。

百舌 13

2010年01月13日 23時02分50秒 | 
飛び出すモズ。先のはオスが羽を上げた時のもの、これはメスの羽を下げたもの。

キセキレイを狙っていると、ヒュっとやって来て餌を横取りした奴。
横取りの瞬間を撮れれば凄い絵が出来ただろうが、全然目でも捉えられなかったもので仕方ない。
これはその後で狙いなおして撮った写真。

キセキレイのアップ後の順番にしようと思っていたが、本日、小沢一郎の失脚祈念に眼光鋭い百舌さんに登場いただくことにした。
そういう野暮はなるべく言いたくないものだが、あれはいかん。後が野になっても山になったとしても小沢一郎がのうのうとしておっては良くない。

白腹 8

2010年01月12日 23時14分47秒 | 
ホームグラウンドで見るいつもの鳥は、やあと声をかければよおと返してくれそうにも錯覚するが、無論そんなことはない。
それはどうでもいいことで、いつものシロハラである。
基本的には藪の中でゴソゴソしているばかりの鳥で、ここでもそういうシチュエーション。
藪の切れ目でなぜかキリッとした表情。



なにか食べられる草の実を見つけた模様。
地味だが、ちょっと珍しい感じのショット。

梅 14

2010年01月11日 21時19分14秒 | 秋冬の花
1月も半ばに近づくと、陽気の良い日などははや、春の心配もしたくなる頃だ。
いよいよ寒いのはこれからだ、と言うべきではあっても、この辺ではどのみち心配のし甲斐のない具合である。
今日は昨日、一昨日に比べて天気は良くなかったが、それで充分温まっていて早めのウメが咲きだしていても、さもあろうとの感想。
写真的には構図の選択の余地の無い程度の状況で、時期尚早の感はある。
まあ、初物というやつだ。



今が盛りのロウバイが終わる頃には本格的に春だろう。
これも香りは立派に梅のもので、季節の先取り気分が嬉しい。

小白鳥 4

2010年01月10日 21時35分36秒 | 
湖北ラストに別のコハクチョウ。
こういう背景は、雪国出身ではないので郷愁を感じることはないが、心和んで実に良い。
撮影中は寒いばかりなのであるが。




何かのアピールタイム。
もうひとアクションあるかと期待したが、ここまで。
何をしようとしていたのかもわからずじまい。絵的には悪くない。




白ベタの空にピントの合いきっていない3羽白鳥。
じつは、真ん中のクチバシの黒部分の多いのはコハクチョウではなく、アメリカコハクチョウ。
心底どうでもいいくらいの差であるが、違うものは同じものではない。
まぁ、いろいろいるものであることだ。

頬白 10

2010年01月08日 22時07分09秒 | 
湖北のネタもそろそろ終わり。
この辺は例年より寒いものの雪は降らず、雪景色写真ばかり扱っていると妙な気分だ。

写真はホオジロ。
止まっていると雀っぽいが、案外に茶色に光沢があり、動くとオレンジ色の鳥っぽく見える。
その辺は写真では表現が難しい。というか、無理というべきか。

長元坊 3

2010年01月07日 21時13分40秒 | 
ここまで来て、やっとこさまともに撮れたチョウゲンボウ。
腹側が見えている方がそれらしい図ではあるが、これもちょっと珍しいような図で、悪くないのではないか。

 

電線から電柱に飛び移り、そこから更に飛んだところ。
鷹にしてはサイズ的に可愛らしいようなチョウゲンボウ。やはりこんなところであろうか。

大菱喰

2010年01月06日 22時03分08秒 | 
コハクチョウが近年いろんな所まで現れるので、消去法で湖北を代表する鳥になっているオオヒシクイ。
寝ていずに動いているところは今回これしか撮れなかったが、じつに悠々堂々とした飛行姿だ。
もうちょっと近くで正確なピントで撮り直さねばなるまい。

田鴫

2010年01月05日 22時05分13秒 | 
積もった雪がずくずくに溶けかけた田んぼにたたずむ、たぶん、タシギ。
タシギとジシギ、ハリオシギはとてもよく似ているということで、結局撮れた写真だけでは私は区別できそうもなく、田んぼにいたからタシギであろうということにした。

ここでは右のにピントを合わせたが、真ん中と左の稲の刈穂の中にも居て、これは隠れているということなのだろうか。

夕日の色が暖かげな雰囲気。しかし溶けかけの雪の質感はむしろ溶けていない雪よりも冷たげ。




畝を飛び越えるところ。ピントは飛ぶ前のところに合っていて上手くない。
右上隅に小白鳥が写っていて、頼りないサイズ比がわかる。
鴫は白鳥相手には相当遠慮がちであるようだ。




時間を少々巻き戻して、昨日のタゲリと一緒に。
鳧が相手だとさして遠慮はないようだ。
その辺の機微はやはりよくわからない。

田鳧

2010年01月04日 22時40分15秒 | 
引き続き、湖北で見たタゲリ。
京都の嵯峨のでも一度、春先に田植え前の田んぼで緑に光る背中を見かけたことがあるが、それきりで本当にタゲリであったかどうかもイマイチ分からない。
しかしこれはまごうかたない、明らかなタゲリである。
晴れた日光が届けば背中の色具合が変わって見えたことでもあろうが、これはこれというものだ。



これ全部タゲリ、の図に出くわせば初めて見たものでも有り難味は無くなるもので、何とコメントすべきか困ったものだ。
雪景色の曇天で影も見えない、雪国出でない者には馴染みのない景色でもある。
それとこれとあわせて、個人的にはシュールな風景。

酒面雁

2010年01月03日 21時19分49秒 | 
白鳥の十羽ほどの群れの中に一羽混ざっていた雁。
普通のマガンとかヒシクイとかで良かったのに、とも思ったが、これは飛来数が少なくて珍しいサカツラガンだとのこと。
ちょっとラッキーだったのかもしれない。



白鳥に突付かれている図。
サカツラガンもかなり大きく、コハクチョウと比べて一回りくらいしか小さくないことがわかる。
比較対象が別のものであれば貫禄がありそうに見えそうだ。

小白鳥 3

2010年01月02日 23時13分53秒 | 
滋賀の湖北のコハクチョウ。
最近は京都市内にも出町柳辺や深泥が池とかにも姿を見せることがあるらしいが、やはり近畿圏内で白鳥といえば湖北が本場だ。



白鳥も良いが、他にもなかなかの収穫があり、心弾む湖北行であった。
それに関してはまたこれから。