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アキザキヤツシロラン・1~花

 クロヤツシロランの次はやはり「アキザキヤツシロラン(秋咲八代蘭)」。ラン科オニノヤガラ属の多年草で自身に葉緑素をもたず菌類と共生する菌従属栄養植物。草丈は8~9センチで秋に花径1.5センチほどの花を茎の上部に数個付ける。花被片はラン科植物の特徴で6枚あるが、背萼片、側花弁、側萼片が合着して筒状になっている。中央の上部が雌蕊と雄蕊が合着した蕊柱で下部が唇弁になる。
 同属のクロヤツシロランは花期にはより小型で唇弁に毛があり花被片は赤黒く筒状の先端は開くが、アキザキヤツシロランの唇弁には毛が無く花被片はやや緑色掛かり筒状のままあまり開かない。
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ヤノネボンテンカ

 大塚ぼうけ公園付近の道端に生育している「ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)」。アオイ科フヨウ属の常緑低木で南アメリカ原産。草丈は40~50センチで草本のようだが茎は木質化し木本に分類されている。花径は4~5センチで花弁は5枚ある。“梵天”とは仏法の守護神の一柱であり、インドから伝わったともされる。また葉が矢尻のような形をしているためにそのように名付けられた。
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