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ヨゴレネコノメ・3~花

 奥高尾“日影林道”の沢沿いに生育している「ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の沢沿いなど山地の湿った場所に多く濃い緑色の葉に灰色を帯びた模様が入るので“汚れ”と名付けられている。しかし花に近い苞葉が鮮やかな黄色になりとても美しい。イワボタンの変種で高尾山系ではヨゴレネコノメは多く見られるが、イワボタンの個体数はかなり少ない。
 さて花を間近で観察しようと覗き込んだら2つの花序の間にもうひとつ花茎が伸びている。こんな場所にも花があるのは気付かなかった。過去の写真を確認してみるとここに花茎があるものと無いものがあった。これまでの観察力不足に反省することしきり。ヨゴレネコノメの花は花弁は無く写真では4枚の暗紅色の萼片の中に紅色の雄蕊が見える。
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コスミレサクラ・3~開花2

 別所からまつ緑地付近の集合住宅の芝庭にポツリポツリと咲いている「コスミレサクラ(小菫桜)」。スミレ科スミレ属の多年草でコスミレの矮性系統の品種。園芸種として流通している。コスミレよりも更に淡い色で“桜”の名が付けられたようだ。コスミレと同じミヤマスミレ類にはサクラスミレがあるが、本種はサクラスミレとは無関係。“サクラコスミレ”と名付けなかったのはサクラスミレとコスミレの交雑種という誤解を防いだとも言われている。
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