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アメリカスズカケノキ・8~集合果

 昭和記念公園で多く見られる「アメリカスズカケノキ(亜米利加鈴懸の木)」。スズカケノキ科スズカケノキ属の落葉高木で北アメリカ原産。日本には明治時代に渡来した。4~5月に球形の雌雄の花序を出し果実は晩秋に稔る。写真は樹の下に落ちた果実で球形の表面に痩果が密生する集合果になる。冠毛は痩果の基部のほうが起点となって拡がっており、タンポポの果実の冠毛とは逆の形になる。痩果が全て飛び散ると中心にネギ坊主のような芯が残る。高い枝にある時モミジバフウの果実に良く似ているが落果するとほぐれて全く違うのがわかる。
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サルナシ・3~葉痕

 マタタビ科マタタビ属の「サルナシ(猿梨)」。北海道~九州の山地に分布するつる性落葉木本で雌雄異株。果実キウイフルーツに似た味になり、クワとは無関係だが「コクワ(小桑)」とも呼ばれる。葉痕は隆起しており維管束痕は中心にひとつある。冬芽はマタタビ属の特徴でこの葉痕の中に隠れている。
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