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コチャルメルソウ・4~花

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』は“ブギの女王”と呼ばれた笠置シズ子さんをモデルにしたフィクションで私の親の世代の話だが、前回の牧野富太郎博士の『らんまん』に続いてこれも毎回楽しく見ている。“東京ブギウギ”は子供の頃に懐メロとして聴いたことがあるが、あれほどたくさんのブギがあるのは知らなかった。ドラマは今月で終わりなので残念ではある。
 写真はユキノシタ科チャルメルソウ属の「コチャルメルソウ(小哨吶草)」。本州~九州の山地の渓流沿いなどに分布する多年草で日本固有種。早春に花茎を伸ばし直径1センチほどの花を総状に付ける。花は五角形の萼片から魚の骨のように見える5個の花弁を伸ばす。花茎や葉に腺毛が多いが良く見ると花弁にも小さな腺毛が見える。コチャルメルソウは果実の形がラッパのチャルメラに見えることから名付けられている。

♪♪楽しいお方も 悲しいお方も
  誰でも好きな その歌は
  バドジズ デドジダー
  この歌歌えば なぜかひとりでに
  誰でもみんな うかれだす
  バドジズ デジドダー
  トランペット鳴らして スイングだして
  あふればすてきに 愉快な甘いメロディ
  ラララララララ・・ ダドジパジドドダー
  ドジダジ デジドダー
  歌おうよ楽し この歌を
  バドジズ デジドダー
(『ラッパと娘』
作詞・作曲:服部良一 歌:笠置シズ子 昭和14年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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ザゼンソウ・2~発熱

 サトイモ科ザゼンソウ属の「ザゼンソウ(座禅草)」。光背のような仏炎苞に包まれて僧侶が座禅を組む姿に見立てて名付けられている。中心の肉穂花序には約100個の両性花があり、先に雌蕊が成熟しその後雄蕊が成熟する。開花の際には肉穂花序が発熱して温度は20℃程度に保たれ周囲の雪を融かすという特徴がある。肉穂花序に触れると確かに温かい。
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