ブラジルのあちこちにあるファベイラ(貧民街)。空いている土地に勝手に住みついた人たちで形成している一角のことをファベイラ、といいます。
3年前、私はサンパウロのとあるファベイラの近くでピストル強盗に遭い、おまわりさんに「犯人がファベイラの中に逃げ込んだら、僕たちもお手上げだからね・・・」と言われ、やはり恐ろしいところなのだ、と実感したものでした。
サンパウロ一の高級住宅地、モルンビ地区にもファベイラは存在します。しかし、このファベイラ一帯に高級マンション兼ショッピングセンターを作ることになりました。当然、このファベイラの住民には立ち退き命令が言い渡されたのですが、建設会社が支払う立ち退き料の額を聞いて、驚きました。
40,000レアイス、約270万円なのです! もともと地代も家賃も払わずに住んでいたところに、270万円なのですから、これは大金です。サンパウロの郊外へ行けば、小さなアパートが買えるくらいの値段です。
ファベイラの家が取り壊されると同時に、この額面の小切手がその家の住民に手渡されるそうです。
狭いサンパウロの我が家にも誰か立ち退き料を支払ってくれないか、と願いたくなります。
3年前、私はサンパウロのとあるファベイラの近くでピストル強盗に遭い、おまわりさんに「犯人がファベイラの中に逃げ込んだら、僕たちもお手上げだからね・・・」と言われ、やはり恐ろしいところなのだ、と実感したものでした。
サンパウロ一の高級住宅地、モルンビ地区にもファベイラは存在します。しかし、このファベイラ一帯に高級マンション兼ショッピングセンターを作ることになりました。当然、このファベイラの住民には立ち退き命令が言い渡されたのですが、建設会社が支払う立ち退き料の額を聞いて、驚きました。
40,000レアイス、約270万円なのです! もともと地代も家賃も払わずに住んでいたところに、270万円なのですから、これは大金です。サンパウロの郊外へ行けば、小さなアパートが買えるくらいの値段です。
ファベイラの家が取り壊されると同時に、この額面の小切手がその家の住民に手渡されるそうです。
狭いサンパウロの我が家にも誰か立ち退き料を支払ってくれないか、と願いたくなります。