このシリーズのブログの続きを楽しみにしている、とのお声を何人かの方からいただき、読んでくれている人がいるのだと、嬉しく思いました。昨日、サンパウロの飛行機墜落事故で200人以上もの人が亡くなったので、そのことを書こうかとも思いましたが、サンバ女王の話を待っていてくれている方がいるなら、先にその続きを書くことにしました。
我々が出演した「アナ・マリア・ブラガ」というテレビ番組は、日本でいえば「徹子の部屋」に相当するでしょうか。名物女性司会者、アナ・マリアが次々に色々なゲストを迎えて話をする、という全国放送のトーク番組です。
カーニバル中に花火でやけどを負ってしまったナニと我々親子3人日本人サンビスタは、同じサンバチームですが、さすがに話の内容が全然違うために、別のコーナーで紹介されています。
ナニのコーナーでは、悪夢ともいえる花火が顔に当たっているシーンを映しながら、アナ・マリアがナニにさまざまな質問をしていました。頭飾りの花火の仕掛けは、パレード前にナニ自身が付けたこと、花火が顔に吹きかかり、頭飾りを取ろうとしても、踊っている途中に頭飾りが外れないように、しっかりと結びつけているので、全然取れなかったことなどを話していました。
また、パレード会場で見ていた人は、これは審査員を驚かせるための演出ではないか、と思った、という話も出ていました。
このテレビのナニの話で、とっても強烈だった一言があります。
「どうして、こんなにひどいやけどをしたのに、踊り続けることができたんですか」との質問に、ナニはしばらく考えた後に、きっぱりと答えました。
「サンビスタの強さです」
サンビスタとは、ポルトガル語で、サンバをする人、という意味です。彼女は、さらにこう続けました。
「カーニバルの一日のために、サンビスタは一年がかりで、ずーっと練習するんです。あんなに練習したのに、一瞬の事故のために、たとえ痛くても、踊りをやめようとは思わないんです」
「サンビスタの強さ」(Força de Sambista)の一言は、私にとって非常に印象的で、その後もサンバで自分がつらくなると、このナニの言葉を思い出して、自分を励ましてきています。
(続きは後日のブログで書きます。)
我々が出演した「アナ・マリア・ブラガ」というテレビ番組は、日本でいえば「徹子の部屋」に相当するでしょうか。名物女性司会者、アナ・マリアが次々に色々なゲストを迎えて話をする、という全国放送のトーク番組です。
カーニバル中に花火でやけどを負ってしまったナニと我々親子3人日本人サンビスタは、同じサンバチームですが、さすがに話の内容が全然違うために、別のコーナーで紹介されています。
ナニのコーナーでは、悪夢ともいえる花火が顔に当たっているシーンを映しながら、アナ・マリアがナニにさまざまな質問をしていました。頭飾りの花火の仕掛けは、パレード前にナニ自身が付けたこと、花火が顔に吹きかかり、頭飾りを取ろうとしても、踊っている途中に頭飾りが外れないように、しっかりと結びつけているので、全然取れなかったことなどを話していました。
また、パレード会場で見ていた人は、これは審査員を驚かせるための演出ではないか、と思った、という話も出ていました。
このテレビのナニの話で、とっても強烈だった一言があります。
「どうして、こんなにひどいやけどをしたのに、踊り続けることができたんですか」との質問に、ナニはしばらく考えた後に、きっぱりと答えました。
「サンビスタの強さです」
サンビスタとは、ポルトガル語で、サンバをする人、という意味です。彼女は、さらにこう続けました。
「カーニバルの一日のために、サンビスタは一年がかりで、ずーっと練習するんです。あんなに練習したのに、一瞬の事故のために、たとえ痛くても、踊りをやめようとは思わないんです」
「サンビスタの強さ」(Força de Sambista)の一言は、私にとって非常に印象的で、その後もサンバで自分がつらくなると、このナニの言葉を思い出して、自分を励ましてきています。
(続きは後日のブログで書きます。)