ブラジルマニア オ・ペイシ 名古屋サンバ 沖縄サンバ

沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

サンバ選曲会 決勝へ

2008-09-13 | サンバ
 この写真のエントツ、何だかおわかりでしょうか。
サンバの選曲会で、曲の盛り上がり部分になると、銀紙が風に乗って、会場中に飛び交うようになる仕掛けの機械です。電動でモーターが回り、風を起こして、銀紙の吹雪を撒き散らします。

 選曲会になると、会場には、このエントツがついた機械が何台も並びます。なぜ、同じ用途の物が何台もあるのか、というと、それぞれの作曲チームが、それぞれ機械を頼んで、会場に呼んでいるからです。

 選曲会では通常、最初の2コーラスか、3コーラスは、歌をじっくり聞かせるために、バテリア(打楽器隊)の演奏が入りません。バテリアが入り、太鼓の音が一斉に鳴り響くと同時に、この銀紙が会場中を舞うのです。サンバの選曲会ならではの華やかな光景です。

 去年、自分たちが曲を出した選曲会決勝の直前、組んでいた歌手に「紙吹雪の機械を頼もう」と言われて、一時、真剣に借りることを考えていたので、私は今年、この紙吹雪を起こす機械が気になってなりませんでした。

 曲を出している人たちは、自分の曲の出番の直前、機械のオペレーターに、「この銀紙で頼む」小さな銀紙が山ほど入った袋を渡し、オペレーターは、この紙がなくなるまで機械を回します。会場の床は、舞い落ちた銀紙で厚みを増すほど、銀紙でいっぱいになります。予想以上に早く銀紙がなくなってしまうと、近くにいる子供たちが落ちた銀紙を集めてきて、再び機械に入れていきます。

 家に帰ると、なぜかこの銀紙が服の間やカバンの中から出てきて、盛り上がった選曲会の余韻に再び浸ることになります。

 さて、モシダージ・アレグレの選曲会決勝は、この日曜日です。決勝に残った4曲分のエントツが集まり、大いに曲を盛り上げることでしょう。

 去年、私たちの作曲グループにいた歌手は、今年、モシダージの決勝に残りました。待望の銀の紙吹雪を浴びながら、是非とも優勝を手にして欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする