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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

サンバの女王 ナニ6 打楽器隊の前

2009-03-08 | サンバ
 カーニバル前は、忙しくて書くことができなかった舞台裏の話をひとつ。
 どのサンバチームも最も注目度の高いダンサーが踊る場所は、バテリア(打楽器隊)の前、と相場が決まっています。今年の優勝チーム、モシダージ・アレグレは、この場所をめぐって一騒動ありました。

 モシダージのハイーニャ・ダ・バテリア(打楽器隊のサンバの女王)は、我がオ・ペイシのダンス講師も務めるナニです。ですが、今年、彼女はカーニバルの2カ月前に出産。大きなお腹をかかえながらも妊娠9カ月まで、バテリアの前で踊っており、ショーでは、今年のテーマである「心臓」の鼓動に合わせて、美しく張りのあるお腹を強調した踊りをしていました。

 出産1カ月後、ナニはバテリアの前に戻ってきました。ハイーニャ・ミリン(子供)の女の子と揃いの振り付けを練習しており、やっぱりバテリアの前には、ナニがいないと・・・とメンバー一同思っていました。

 ですが、1回目のエンサイオ・テクニコ(予行練習)の日に、ナニの姿はありませんでした。赤ちゃんが小さいから無理もない、とも思ったのですが、2回目のエンサイオ・テクニコにも来ていませんでした。どうしてしまったのか。

 この頃から、チーム内で色々な噂が飛び交いました。
「出産後、体重が減らなくて、ハイーニャはクビになったのでは」「痩身手術をして、踊れないのでは」。「○○さんが代わりにバテリアの前に行くらしいよ」
ネットでも色々な憶測が一人歩きしていました。本番通りのリハーサル、エンサイオ・テクニコはあと1回を残すのみだというのに・・・。
(続く)
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