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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

感動をくれるサンバチーム

2009-06-07 | サンバ
 先日、サンパウロのサンバチーム「モシダージ・アレグレ」で来年のテーマの発表フェスタが行われました。バンドの演奏に始まり、招待チームや自分のチームのショーを約5時間、永遠にやった後、ようやくテーマの発表となります。

 発表といっても、「来年のテーマは○○○です」と舞台上で司会者が、そのものズバリを読み上げるのではなく、ミュージカル仕立てのショーで観客に伝えるのです。
 最初はブラジルのフォルクローレ風の踊りで、抽象的に表現をします。ここで、観客に「何だろう???」と思わせておいて、次の曲では、もう少し具体的なヒントを出します。

 隣でショーを見ていた、自称サンバ通の12歳の息子は、「テーマは鏡じゃないの」。確かに、1曲目ではマクンバ(密教の儀式)を踊っていた女性の手には鏡が、2曲目では、無機質に動く全ダンサーの手にも鏡が。

 そして、3曲目で舞台の奥にあった大きなオブジェをコミサン・ジ・フレンチ(パレード先頭隊)のダンサーが踊りながら前に持って来ました。確かに、それも鏡。息子は「ほらね、やっぱり」
 そして、その巨大鏡をひっくり返すと、そこには、今年のカーニバルの結果発表中に血圧が上がり、亡くなってしまったモシダージの創設者の大きな肖像画がありました。

 同時に今年の優勝した曲の演奏が始まり、会場中に大きな感動が湧き上がりました。目を真っ赤にして感動している人たちを見て、あ、私だけではないんだ、とさらにジーンときました。
 このチームは、本当に感動をくれます。私たちのオ・ペイシも沖縄サンバカーニバルで、こんな感動を人に与えられるチームでなくてはならない、と思いました。

 母が感動している間に、息子は、ステージにテーマの垂れ幕が下りてきたのを遠景で撮るのだと、やけに張り切っていました。
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