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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

サンバは前進あるのみ

2010-08-02 | サンバ
 ブラジル・サンパウロのカーニバルでは、来年2月のテーマ曲を決めるエリミナトリア(選曲会)が始まりました。
 1部リーグのモシダージ・アレグレでは、先々週が第1回の選曲会でした。このチームの場合、10週以上にわたって選曲会が続くわけですから、曲を出している人たちの精神状態といったら、毎週ドキドキで大変なものです。

 第1回の選曲会に、沖縄サンバカーニバルの録音に協力してくれているミュージシャンの姿がなかったので、先週「あれっ、先週来てなかったよね」と尋ねたら、何と彼のお母さんが亡くなって先週の日曜日は、お葬式だったとのこと。
 録音の途中にも、お母さんから彼の携帯に電話が入ることがあり、仲がいい親子なんだな~と思っていました。
 
 彼自身もお母さんのお腹の中にいたときから、サンバチームに通い続けて、歌、カバキーニョ(4弦ミニギター)、作詞作曲、バテリア(打楽器)と、何でもできるサンビスタ(サンバ人)です。

 お母さんが亡くなって1週間しか経っていないのに、もう今日、選曲会で、ステージに立って歌っているわけです。すごい精神力だと思います。
 
 自分におきかえれば、まだ初七日で、家でしんみりとお参りをしており、サンバを歌いに行くとは、とても考えられません。
 でも、サンバは元気をくれるのでしょうね。悲しみと共存しながら、サンバは前進あるのみだと思います。

 そんな中で、私たち夫婦はモシダージで今年の沖縄サンバカーニバルのビデオクリップの撮影をしました。夫が今日、youtubeにアップしたようで、以下のアドレスで見ていただけます。
 
http://www.youtube.com/watch?v=wnL9ZXMlL78

 私が登場しているシーンで、ステージで歌っているのが、まさに先週のモシダージ選曲会でのオ・ペイシの協力ミュージシャンです。
 誰でも、さまざまな悲しみをかかえながら生きていますが、それを乗り越えて、サンバと共に前進したいものです。人生は続いています。


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