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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

カーニバル前のハプニング

2011-02-01 | サンバ
ブラジルのカーニバルまで、あと1カ月となってしまいました。

沖縄サンバカーニバルでもそうですが、この時期になると、みんな精神状態が落ち着かないせいか、心配事が多くなり、予期せぬハプニングが起こります。
 
 サントスFC応援団のサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンは先週が1回目のエンサイオ・テクニコ(実地練習)でした。
 そこでのハプニング。旗持ちの女性ダンサー、ポルタ・バンデイラがなかなかカーニバル会場に来ない、どうしたのだろう、と周囲が心配し始めました。 
 
 旗持ちの相手役の男性ダンサー、メストレ・サラも不安げに旗を持ち、1人待っています。とうとう、パレードの出発前の曲は始まってしまいました。

 もう、スタート直前、というとき、ポルタ・バンデイラは足を引きずりながら、集合場所に到着し、付き添いの人に抱きかかえられながら、パレードコース内に待機している救急に駆け込んで行きました。

 何が起こったのだろう、という緊迫感が走りました。でも、サンバはもう始まっています。予行練習といえども、本番通りのパレードです。みんな定位置につき、その場を離れることはできません。

このポルタ・バンデイラは、サンバ・クィーン、ハイーニャの妹です。バテリア(打楽器隊)の前で踊っているハイーニャは、練習といえども、妹について行くことができません。
 
 妹に何が起きたか、ハイーニャは心配で仕方なかったはずですが、横で踊っている私には、彼女はいつも通り、機敏にサンバをしているように見えます。大した精神力です。

 バテリアがパレードコースを抜け、ゴール地点で演奏をしていると、後続の参加者が次々に到着します。その中に足をひきづりながら救急室へ行ったポルタ・バンデイラが、満面の笑顔で、旗を持ち、くるくると回りながら踊っていました。

 ゴールに入った途端、彼女は再び、コース内の救急へと駆け込みました。

 一体、何が起きたのか? ざわめく参加者に答えるように、統制係(アルモニア)の男性がマイクを手に話しました。 (続く)

(写真は、どんなときも笑顔を絶やさないジョーベンのポルタ・バンデイラとメストレ・サラ)

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