戦後の出版界の底辺をさまよっていた老編集者について、実名で書いています。
作中、彼の欠点をこれでもかと繰り返して書いて、一言もほめていないのですが、その裏に作者の彼に対する愛情が感じられるところが書き手の腕前です。
こうした市井の名もない人を描いたノンフィクションは、沢木耕太郎の初期にも優れた作品がたくさんありました。
作中、彼の欠点をこれでもかと繰り返して書いて、一言もほめていないのですが、その裏に作者の彼に対する愛情が感じられるところが書き手の腕前です。
こうした市井の名もない人を描いたノンフィクションは、沢木耕太郎の初期にも優れた作品がたくさんありました。
![]() | 怪しい来客簿 (文春文庫) |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |