1977年公開のアメリカ映画です。
1953年公開のフランス映画の名作を、巨匠ウィリアム・フリードキンがリメイクしました。
おんぼろトラックでニトログリセリンを運ぶというオリジナルのアイデアに、いろいろな味付けをしてスケールアップしています。
南米のどこかにある、世界中で行き場をなくした男たちが集まっているたまり場で、油田の火事を爆風で消すためのニトログリセリン運びの仕事が大金をかけて募集されます。
応募に合格した四人の男たちは、二台のおんぼろトラックに分乗します。
彼らの行く手には、大嵐、ぼろぼろの吊橋、細い崖の道、大嵐で倒れて道をふさぐ大木、山賊などの障害が次々と現れます。
けっきょく、たどり着いて大金を手に入れたのは一人だけで、残りの三人は命をおとします。
そして、ロイ・シャイダー演じる最後の男にも、アメリカから彼を追ってきた殺し屋たちが到着するところで映画は終わります。
それが、恐怖の報酬だったのです。