1934年公開のアメリカ映画です。
じゃじゃ馬娘の大富豪の令嬢が家出して、ふとしたことから新聞記者の青年と出会って恋に落ちるという典型的なア・ボーイ・ミーツ・ア・ガールの映画です。
こうしたありふれた設定でも、名匠フランク・キャプラの手にかかると映画史上に残る傑作になります。
しゃれた会話、魅力的な登場人物、わくわくするような音楽が合体して、アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞の主要五部門を独占しました。
クラーク・ゲーブルの溌溂とした男前ぶり(古い言葉ですがこれがピッタリときます)とクローデット・コルベールのコケティッシュな魅力が存分に発揮されて、古き良き時代の映画の典型を見る思いです。