2020年公開のアメリカ映画です(ただし、ほとんどのセリフは韓国語です)。
韓国から移住してきた家族(両親と小学生ぐらいの姉と弟、そこに母方の祖母が加わる)が、なれない農場経営や息子の心臓の病気などで苦労しながらも懸命に生きていく姿を、彼らの喜怒哀楽を通して描いています。
祖母役のユン・ヨジョンがアカデミー賞の助演女優賞を受賞するなど、アメリカでは高い評価がされていますが、正直言って期待外れでした。
エピソードが断片的で、全体的なつながりが弱いです。
特に、農場を優先するか、家族を優先するかで、対立していた夫婦の問題がラストで投げ出されたままで終わったのには、拍子抜けがしました。
また、ユン・ヨジョンは好きな女優さん(「ブーメラン・ファミリー」では訳アリの母親役を飄々と演じていました(その記事を参照してください)など)なのですが、この映画での演技が賞に値するとは、とても思えませんでした。