そういえば、前回の5月公演の時はタクシーにハンドバック忘れて大慌て事件だったです。
あれからもう4ヶ月時間が過ぎるのは早いです。
今回の演目は「勢州阿漕浦」(せいしゅうあこぎがうら)です。竹本 住大夫師匠も40年ぶりに演ずる演目だそうで、文楽公演としても26年ぶりだそうです、いつものように師匠の楽屋にショートケーキと焼き菓子をお届けして少し今日の演目についてお話をしていただきました、いつもながら不勉強な私にも優しく色々教えていただき師匠の懐の広さに感動しました。
文楽は不勉強な私でも知っている「義経千本桜」「菅原伝授手習鑑」など誰でも知っている有名な名作がありますが今回の演目のように師匠でさえ40年ぶりの作品・・通好みの渋い作品というのだそうです・・派手な演出もなく、浄瑠璃の語りだけで話を盛り上げていく大変難しい作品だそうです。なぜこんなに長くの間公演されなかったのは作品が難しくて語れる人がいないと言うのが実情だそうです。
師匠も40年前のビデオを探し稽古をやり直したそうです。「昔は若さでやりきったが歳をとるとこれだけ長い語りはしんどい・・」とおっしゃり、三味線の野澤錦糸さんもこの演目は初めてだそうです、国立劇場のほうでどうしてもやってほしいとのことでの今回の演目となったそうです。
良く世間で「アコギなことをする」などと言う「アコギ」とはこの阿漕から来ているそうです、普段何気なく使っている言葉も、文楽や歌舞伎から出ていることが多いですね。
そういえば、余談、師匠の楽屋を後にして楽屋口に行くとなんだかオーラのある男性が・・・美しいなぁと思ったら尾上菊之助・・・ホントに美しい・・・
今日も公演が終わってから金寿司さんへ・・お腹が空いて大急ぎで向かうと、なんと私がワインを勉強したワインスクールの先生、楠田先生が「シャンパーニュとお寿司の会」をしてらっしゃいました・・・先生とは一年ぶりの再会・・確か丁度一年前たしかここ金寿司で会ったのでした。
楠田先生の弟さんは有名なワイン醸造家ニュージーランドで「KUSUDA」ワインといえばピノ・ノワールで有名大変美味しいワインです。
楠田先生もワインのことなら本当に何でもワインだけじゃなく食全体に本当に詳しい、大好きな先生です。また先生のクラスを受講しようと思っています。
まずはつまみから・・・どれもこれも美味しい!!しめさば大好き、蛸も塩でいただきました。
ここで楠田先生軍団がお帰りになったのでではゆっくりとカウンターで握ってもらいました。やっぱり辻さんのお寿司は美味しい・・もう15年以上食べてます、大好きです。幸せです。
辻さんに最近美味しいところ行ってる?と聞いたら「向島 らん亭」というラーメン屋さん美味しいよ!と教えられ今度行ってみようと思います。