安田記念の法則５

ヴィクトリアマイルの結果を踏まえて、制定したこの法則↓
☆史上最強の府中マイル重賞の法則☆
『フジキセキ×ダンチヒ系を狙え！』

だが、安田記念では当てはまらない。
ＳＳ系×ノーザン系は見掛るものの、×ダンチヒ系はいないし、そもそもフジキセキがいやしない。

そんな『安田記念の謎』を解くために、府中３大マイルGIの血統傾向を比較してみた。
同じ府中の芝１６００ｍ↓なのに、


血統傾向はこんなに違う↓


＜Nカップ＞

■ＳＳ系
・父ＳＳ系：２－２－１
・フジキセキ：０－１－１
・ＳＳ系×ノーザン系：１－２－０（全て母父はダンチヒ系）
・ヘイロー系で括ると、過去６年で３－２－２となって、そのうち×ノーザン系が３－２－１

■ミスプロ系
・父ミスプロ系：２－０－２
・母父ミスプロ系：０－１－２
・安田記念のキモである×ノーザン系は、０４年１着キングカメハメハと０７年３着ムラマサノヨートーの２頭のみ。



＜ＶＭ＞

■ＳＳ系
・父ＳＳ系：３－２－３
・フジキセキが２勝
・ＳＳ×ノーザン系：２－１－２
・そのうち、×ダンチヒ系が１－０－１

■まだ歴史が浅いせいなのか、ミスプロ系絡みは一頭もいない。



＜安田記念＞

■ＳＳ系
・父ＳＳ系：２－１－１
・ＳＳ系×ノーザン系：１－１－１
・ＳＳ系×ノーザンテースト：１－１－０

■ミスプロ系は、既に何回も述べたので省略。

と、このように、安田記念においてＳＳ系×ノーザン系はそこそこ活躍しているものの、Ｎカップ、ＶＭで目立つＳＳ系×ダンチヒ系は一頭もいない。

その理由として考えられるのは、

１）同じ府中芝１６００ｍといえど、Ｎカップは３歳限定、ＶＭは牝馬限定で、安田記念は３歳馬も参戦できるが、多くの百戦錬磨の古馬の方が多いので、アマちゃんのレースとはペースも異なるだろうから、必然的に血統傾向も違ってくる。

２）それに、ＮカップとＶＭとの間隔は１週間なので、似たような馬場状態である可能性が高い。一方、安田記念は連続開催の終盤に行なわれるので、前２Ｒとは全く異なる馬場状態であるので、これまた必然的に血統傾向が違ってくる。

ということだ。



で？

・・・・・・プロっぽく理由付けはしてみたものの、それがどうして安田記念でダンチヒ系が活躍しない事に繋がるのかは、シロウトの私には説明できない。残念。

ところで、圧倒的にＳＳが活躍するＶＭにおいて、唯一ロベルト系のウオッカが２着。
これが意味するのは、ウオッカは血統傾向を凌駕するほど強い！っていうことだ。
やっぱり、ちょっとは、押えた方がいいのかもしれない、と弱気になってくる今日この頃である。

＝つづく＝