キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

今後の課題

2008年09月13日 11時01分46秒 | サックスレッスン
アルトのレッスンを受けるようになってから、あと数ヶ月で満4年。

レッスンは月に1、2回の時もあれば、月に3回の時もあった。
それでも内容は変わらず、2時間の個人レッスン。
もちろんレッスンしている内容で料金が変わることはない。
その点は、初級、中級といったグレードで教室のシステム通りに進級して、それと同時に料金もつり上がるって事はないけど、逆にそれが、ちょっと自分の程度が分からないので歯痒い所でもあったり、、。

さすがにもう3年以上も休みなくレッスンを受けていて、教材も、「イージージャズコンセプション」(ジムスナイデロ)、「ジャズコンセプション」のベーシック1と2(レニーニーハウス)は、すでに終了。
今はその上の教材、「ジャズコンセプション」(ジムスナイデロ)と、「インターミディエイト」「デュエット」(レニーニーハウス)をやっているので、一応、教材的には中級になるのかな?と思っている。

その他の教材では、あの有名なジェイミーシリーズのVol.3の2-5-1メジャーのパターンをやっていて、、、それを3年前に始めて、一年間でパターン9番までクリアしたけど、そのあと一年以上休止、つい最近になって再開したけど、まだ10番が終わったまま、、、また凍結、というか、今、11番を練習中だったり、、。

教材的にはそんな感じで、あとは不定期にジャズの曲を持っていって「枯葉」やFのブルースをテーマやアドリヴを先生と一緒に吹いたり、たまにビックバンドの譜面を持っていって吹き方を教わったり、好きな曲の模範演奏してもらったり、ジャズ理論を教わったり、、。

常にレッスンでは、私の投げかけた質問に関しては100パーセント、明確な答えを出してくれるのが嬉しい。
でもさすがにそれを3年以上もやっていると、、。

それなので、最近は、もう初心者レベルの質問は受け付けてくれなくなってきた。(当たり前か?笑)
たとえば、リードは何がいいか?とか、、。マウスピースは?(って、もう自分で吹きやすいのを選べば、、、?)

その中で、最近、特に記憶に残っていることがあったのでメモしておこうと、、。

まず、マイナスイメージの撃退。(そして、できない言い訳。)
もうこれは心がけだけど、「退屈、面倒、やる気が無い。」
、、、この3つの言葉を言うと、、、殺されます!(うそです。汗)
そう殺されなくても、改心して、悔い改めて理解するまで、続く、有難ーい!お説教ー。(爆)
おかげでレッスンに行く度に、まるで禅寺に行った気持ちになったり、、。

そして具体的には、初見能力、読譜能力、実音で読める能力、が、いかに必要か教えられた。その中でも譜面だけを頼りに音楽を演奏する能力、、、これはクラシックの音楽では当たり前、、、でもジャズでは音が先というイメージが強く、自分は音を頼りにずっと練習してきた。

、、、だかしかし、、。

だからとって、今度は音だけで演奏できるかというと、、、。あれ?
耳が悪いのか、音感が悪いのか、耳コピがあまりできないので、、、って、それって音が頼りで演奏しているとは言い難い。(涙)
つまり、どちらでもない中途半端にしかできないわけで、、。
それって、単に、できない言い訳をしているに過ぎない。

私の先生は、普段は演奏での仕事がお忙しい中、そのわずかなお休みの時間を、後輩の育成のためのレッスン時間に当ている。聞いた話だけど、生徒さんの半分くらいは若い学生さんで先生の後輩。決起盛んなやる気のある生徒さんを中心に教えているのです。、、、なので、趣味であっても、楽器をやるのには熱心に生徒さんしか教えるつもりはないみたいで、、。
便宜上、契約しているお店のシステムで習いに来る生徒さんでも、やっぱり、やる気のある生徒さんを教えるが、先生にとっては楽しいみたい。
なので、私のような趣味で習いに来ている人でも、やる気を見せて習っているので、、、そんな中、たまに挫けて「やる気が無い。」なんて言ったら、、、。よく考えたら、先生にとって、「とても失礼な事を言っていた。」と、とても後悔した。

それにレッスンは、常に自分の練習に対しての鑑だと思った。
やればやっただけ反射してくる光もあれば、、、やったはずなのに途中でくすんで歪んで、光がまったく反射しないこともあります。
そんなとき、こうやれば反射するようにと、教えてくれるのが先生だと思いました。

レッスンでやっている課題のハードルが高いのか?低いのか??
たまに考えることがある。
でも一年前に、「ジャズコンセプション」と「デュエット」の練習を開始した時、「この教材が、今の私に合っている。」と、仰ってくれた。
それなので、練習してすぐに吹けなくても、これから練習して出来ることが重要だと思い、練習することにした。

で、、、あれから一年後。
「ジャズコンセプション」は、始めた当初、「Two Plus Two」と「Tunisia」、そして「Bird Blues」と「Passage」を、吹けるようになるのが夢だった。
そして、今年になってからそれらを練習してしていて、。
前半はもう全部レッスンで合格しているけど、問題は最後の3曲が残った。
案の定、「Bird Blues」なんて、もう2ヶ月以上もレッスンで見て貰っていて、未だに吹けていない。
この間のレッスンでも、多少は良くなったものの、、、全体的にはまったくだめだった。それもこのフレーズが、、、というより、それ以前の問題、、、つまり実力的に吹きこなす能力の無さをとても感じてしまい、、。

でも、それって他の曲の練習でも同じだと、ふと気づいた。
実力以上の曲を練習する。→できなくてもこつこつ練習する。→ちょっと吹ける部分ができる。→ちょっと実力が上がる。→でも全体的にはまだ実力不足を感じる。→で、、、ここでまた練習するか?、、、もしくはやっぱり実力に合っていないと練習をやめてしまうか??
この間、、、という期間は人によって違うと思う。私の場合は、3ヶ月から半年、曲によって一年、二年も掛かったのもある。

上手くなりたい。
それは自分では、好きな曲がどんどん好きなように吹けて、周りに人には、何でも吹けて凄い!って思われることなのかも。
そのために何をしなければならないか?

まずロングトーンは面倒、スケール練習は苦手、エチュードは挫けやすい、曲は何を吹いても同じになってしまう。
そんな心理状態は、あまりに練習に対してのハードルを低く設定している証拠。
私もそんな気持ちが、(過去に常にあって)それでレッスンでは先生に対して、おんぶで抱っこ状態だった。
でもそれだと、一生、上手くならない。

実は、アマチュアであろうと、プロを目指そうと、ミュージシャン、それも楽器の演奏家を目指すなら、ハードルの高さはほとんど変わらないことに気づいた。
それをわきまえているから、レッスンでは、先生は生徒をレベル分けをしないらしい。
アマでもプロでも、(たとえば、)駅前の商店街で演奏するレベルに差があってはならない。楽器をやらない、音楽を特別趣味で聴いていないお客さんほど、耳が一番肥えている。なぜならそういう人は、テレビやラジオで常にプロの演奏を普通に聴いて、それが音楽だと認識しているから。

ただ音楽は芸術。私は、昔からある教室の技術の戦いに敗れてきたので、どうしてもいざとなると技術に固執しやすい。でもそこだけを焦点を当ててしまうと、必ずまた失敗を繰り返す。
音楽がなぜ音楽なのか?、、、そう考えると、本当に練習でやらなければいけないことも見えてくる。
、、、とはいっても、事実、楽器の演奏技術は難しいことが多い。
だから、その点は先生もわきまえているのから、レッスンでは細かく丁寧に教えてくれる。
でも本当の演奏の難しさは、音楽を演奏し表現できるかどうか、、。

私は今まで、「なんでもある程度吹けるようなればいいや。」と、思っていた。
でもそのくらいの心構えだと、最近、「ある程度には吹けるようにならない。」と、感じた。

、、、ということで、もう一度、初心に帰って、レッスンを楽しく受けたいと思った。
どんどん練習していって、
「たくさん練習してきましたー。先生、診てくださいー。」って、
笑顔でいつも言える自分が、ほんとは好きかも~?(笑)

コメント (4)
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