アルトサックスを始めた頃、「リード」という存在が新鮮だった。
竹のような、いや葦なんだー。
マウスピースに装着してリガチャーで留めて、、。
吹くと息の振動で音が出るんだー。
とにかく新鮮だった。
そして、そのリードに随分と苦しめられたのを思い出した。
レッスンで先生推奨の「メイヤー5MMには、JAVA3番でしょ!」という当たり前ともいえるセッティング。
、、、と、言われるまま吹いていたけど、とにかく吹奏楽器初心者の自分は本当に息が苦しくて音が出ない。それでもなんとか毎日吹く練習してレッスンへ。
どんなに一生懸命吹いても、「まだ息が足りないなー。」とか。
それでも先生をひたすら信じて。
そんな健気を装っていた5年後に事件は起こった。
とある別のレッスンで先生が、「リードは自分が最も楽に吹けるものでいい。」当時の自分にとっては内心思っていたことをずばりいわれて気持ちが楽なったのを覚えている。
そしてリードをチェンジした。
JAVA3番からZZ2半へ。
もちろん最初、先生は良い顔しなかったけど、自分が「楽に吹けて楽しい。」というコメントに、一応、許可をもらった。
がしかし、ここからが悲劇の始まりで。(汗)
と、話がまた反れたので、、、テーマに戻ります。
で、タイトルにある「夢のようなリード」について。
葦のリードの当たりリードって、
・吹奏感が楽ちん。
・息に素直に反応して、素直に音が出る。
・音色に倍音を多く含んでいて、耳触りの良い音色に聴こえる音がする。
、、、とか。
あと、いつ吹いてもストレスが無い。
けど、問題はあったりする。
それは、、、当たりのリードは意外と寿命が短い。
毎日2時間吹くと一週間くらいで良い音がしなくなる。
それでも未練たらしく吹いていると薄っぺらい音色になり、それでも吹いていると紙みたいに哀しい音になってしまうことがある。
もし箱を開けて、パッケージから新しく出して、最初に吹いて、煌めく限りの輝かしい音色と吹奏感が得られるような新品のリードの状態が、毎日毎晩続いたらどんなにいいか。そんな夢をサックス吹きは一度は見たことがあるかもしれない。
そんな自分も楽器を始めた頃は毎日みていた。
今から5年くらい前頃から、「ファイブラセル」や「レジェール」の人工リードの存在を知った時、あまり信用していなかった。数枚買って試したりしたけど、当時、どれも吹奏感が軽いのは、音も超軽くてダメだと思ったし、吹奏感が重いものは反応が悪くて音もくすんだ感じになってダメだと思った。
だから練習で少し使う程度だった。
ところがその後、珍しく国産で、竹を織り込んだらしい「フォレストーン」というリードに衝撃を受けた。
最初は、行き付けの楽器屋さんで試奏品を貸してもらい、家でじっくりと吹いてみて、それまでの人工リードとはまったく違う吹奏感に感動した。
なにしろ見た目プラスチックのようなものなのでメンテは水で洗うだけ。いつ吹いても楽に音が出る上に、それがいつ吹いても変わらない。
うーん。これって「自分が今まで夢に見ていた夢のリードなのか?!」
と、ここまで書くと本当に良いみたいけど、、、本当にそうなのか?
以降、フォレストーンに興味を持った自分は、モデルチェンジする度に新しく購入したり、固さを変えてみたり、、、いつの間にか10枚以上にリードが増え、、って。
よくよく考えたらこのリード。相当長持ち。もちろん使う人、頻度にもよると思うけど、毎日吹いても半年以上持つのでコスパは良いかも。
なので、たまにしか吹かないリードは数年間もリードケースの中に、、。
実は、今年の春(だった?)人工リードをやめ、葦のリードに戻そうとしたことがあった。
なぜかというと、人工リードにチェンジする前に買いだめした葦のリードが箱ごと残っていたから。
「せっかくあるのだから使ってしまおう!」という魔が差し、、。で、使ってみたけど、苦労して吹いた割には音がしょぼい。本人は良いと思っていた音色も他人からみるとそんなに変わらないという無残な結果に。さらに葦のリードの消費期限もきて吹きずらくなったところで、考えた。「次はどうしよう?」
葦のリードは一箱10枚まんべんなく使ったけど、毎日少しづつ吹いて一ヶ月の寿命だった。次も使うならまた毎月リードを数千円分買わなくてはならない。消耗品としては高いか安いか考えどころ。
ちなみにアルトを始めた頃、リード代は毎月5千円を超えていた。毎日6時間以上吹いていたし、リードにこだわればこだわるほど良い状態のリードが欲しくなるから。
そして10年が経過して、正直、リード代がもったいない気が。
現在、アルトにとどまらずカーブドソプラノもクラリネットも人工リード。
おかげで所有している管楽器すべてのリード代は年に数千円になった。
フルートや尺八、リコーダーはリードはいらないので、それを考えると、今、管楽器での消耗品の費用はほぼゼロに近いかもしれない。
どんな楽器でも消耗品はあるけど、ピアノは何もないし、ギターやベースも弦くらいで、ドラムもスネアのヘッドとスティック代くらい。
そういえばドラム時代は、ひたすらスティックにこだわり、お気に入りのスティックをセールで爆買いし、未だに未使用のスティック何十本も押し入れに残っている。
話を戻して。
「いつでも、どこでも、楽に吹けて、良い音色がする。」
そんな夢のようなリード。
きっとまだ誰もが求めている気がする。
そんな自分はというと、人工リードについていえば、、、「もう戻れない。」
これが素直な感想。
憧れのふうせんは、膨らみ過ぎと破裂する。
でも、リードに関して言えば、膨らみ過ぎない程度に付き合っているかも。
「もっと良いリードってないかなー。」と、思いつつ。
竹のような、いや葦なんだー。
マウスピースに装着してリガチャーで留めて、、。
吹くと息の振動で音が出るんだー。
とにかく新鮮だった。
そして、そのリードに随分と苦しめられたのを思い出した。
レッスンで先生推奨の「メイヤー5MMには、JAVA3番でしょ!」という当たり前ともいえるセッティング。
、、、と、言われるまま吹いていたけど、とにかく吹奏楽器初心者の自分は本当に息が苦しくて音が出ない。それでもなんとか毎日吹く練習してレッスンへ。
どんなに一生懸命吹いても、「まだ息が足りないなー。」とか。
それでも先生をひたすら信じて。
そんな健気を装っていた5年後に事件は起こった。
とある別のレッスンで先生が、「リードは自分が最も楽に吹けるものでいい。」当時の自分にとっては内心思っていたことをずばりいわれて気持ちが楽なったのを覚えている。
そしてリードをチェンジした。
JAVA3番からZZ2半へ。
もちろん最初、先生は良い顔しなかったけど、自分が「楽に吹けて楽しい。」というコメントに、一応、許可をもらった。
がしかし、ここからが悲劇の始まりで。(汗)
と、話がまた反れたので、、、テーマに戻ります。
で、タイトルにある「夢のようなリード」について。
葦のリードの当たりリードって、
・吹奏感が楽ちん。
・息に素直に反応して、素直に音が出る。
・音色に倍音を多く含んでいて、耳触りの良い音色に聴こえる音がする。
、、、とか。
あと、いつ吹いてもストレスが無い。
けど、問題はあったりする。
それは、、、当たりのリードは意外と寿命が短い。
毎日2時間吹くと一週間くらいで良い音がしなくなる。
それでも未練たらしく吹いていると薄っぺらい音色になり、それでも吹いていると紙みたいに哀しい音になってしまうことがある。
もし箱を開けて、パッケージから新しく出して、最初に吹いて、煌めく限りの輝かしい音色と吹奏感が得られるような新品のリードの状態が、毎日毎晩続いたらどんなにいいか。そんな夢をサックス吹きは一度は見たことがあるかもしれない。
そんな自分も楽器を始めた頃は毎日みていた。
今から5年くらい前頃から、「ファイブラセル」や「レジェール」の人工リードの存在を知った時、あまり信用していなかった。数枚買って試したりしたけど、当時、どれも吹奏感が軽いのは、音も超軽くてダメだと思ったし、吹奏感が重いものは反応が悪くて音もくすんだ感じになってダメだと思った。
だから練習で少し使う程度だった。
ところがその後、珍しく国産で、竹を織り込んだらしい「フォレストーン」というリードに衝撃を受けた。
最初は、行き付けの楽器屋さんで試奏品を貸してもらい、家でじっくりと吹いてみて、それまでの人工リードとはまったく違う吹奏感に感動した。
なにしろ見た目プラスチックのようなものなのでメンテは水で洗うだけ。いつ吹いても楽に音が出る上に、それがいつ吹いても変わらない。
うーん。これって「自分が今まで夢に見ていた夢のリードなのか?!」
と、ここまで書くと本当に良いみたいけど、、、本当にそうなのか?
以降、フォレストーンに興味を持った自分は、モデルチェンジする度に新しく購入したり、固さを変えてみたり、、、いつの間にか10枚以上にリードが増え、、って。
よくよく考えたらこのリード。相当長持ち。もちろん使う人、頻度にもよると思うけど、毎日吹いても半年以上持つのでコスパは良いかも。
なので、たまにしか吹かないリードは数年間もリードケースの中に、、。
実は、今年の春(だった?)人工リードをやめ、葦のリードに戻そうとしたことがあった。
なぜかというと、人工リードにチェンジする前に買いだめした葦のリードが箱ごと残っていたから。
「せっかくあるのだから使ってしまおう!」という魔が差し、、。で、使ってみたけど、苦労して吹いた割には音がしょぼい。本人は良いと思っていた音色も他人からみるとそんなに変わらないという無残な結果に。さらに葦のリードの消費期限もきて吹きずらくなったところで、考えた。「次はどうしよう?」
葦のリードは一箱10枚まんべんなく使ったけど、毎日少しづつ吹いて一ヶ月の寿命だった。次も使うならまた毎月リードを数千円分買わなくてはならない。消耗品としては高いか安いか考えどころ。
ちなみにアルトを始めた頃、リード代は毎月5千円を超えていた。毎日6時間以上吹いていたし、リードにこだわればこだわるほど良い状態のリードが欲しくなるから。
そして10年が経過して、正直、リード代がもったいない気が。
現在、アルトにとどまらずカーブドソプラノもクラリネットも人工リード。
おかげで所有している管楽器すべてのリード代は年に数千円になった。
フルートや尺八、リコーダーはリードはいらないので、それを考えると、今、管楽器での消耗品の費用はほぼゼロに近いかもしれない。
どんな楽器でも消耗品はあるけど、ピアノは何もないし、ギターやベースも弦くらいで、ドラムもスネアのヘッドとスティック代くらい。
そういえばドラム時代は、ひたすらスティックにこだわり、お気に入りのスティックをセールで爆買いし、未だに未使用のスティック何十本も押し入れに残っている。
話を戻して。
「いつでも、どこでも、楽に吹けて、良い音色がする。」
そんな夢のようなリード。
きっとまだ誰もが求めている気がする。
そんな自分はというと、人工リードについていえば、、、「もう戻れない。」
これが素直な感想。
憧れのふうせんは、膨らみ過ぎと破裂する。
でも、リードに関して言えば、膨らみ過ぎない程度に付き合っているかも。
「もっと良いリードってないかなー。」と、思いつつ。