No.24「MSN-00100/百式」
H:18.5m/W:31.5t
役職はちょい低めの「係長」でス。
第11回「百式」
「百式」は、アナハイム・エレクトロニクス内で進められていた「Z計画」によって
誕生した機体でありますが、同計画の中核であった変形機構は搭載されていません。
これは、同社で研究されていた「ムーバブル・フレーム」を利用する事で変形機構を
MSに持たせる計画でありましたが、機構の複雑さによって機体の剛性に問題が生じ、
胴体部に避けられない程の歪みを招いてしまいました。そこで、もともと基本設計の
優秀さもあり、新たに非変形機として開発が進められたと言われています。
開発に当たっては、同社の「リック・ディアス」などを参考に行われており、胸部や
腕部は、踏襲した形状となっています。また、頭部モジュールは、独自のデバイスが
搭載されており、特にメイン・モニターには、「IDEシステム」が採用されています。
更に脚部独立式デュアルフロート・アーマー、背部「フレキシブル・バインダー」は、
可変機としての名残を色濃く残しており、バインダーは中央部分に間接を設ける事で
AMBAC性能が非常に高く、重力下の空中戦でも有効に機能したと報告されています。
その他、本機の最大の特徴として機体塗装が挙げられ、これは、エマルジョン効果に
よってビームを分散させるというものであり、性能的には、通常の塗装と大差はなく、
一般には敬遠されたカラーでありましたが、クワトロ=バジーナ大尉の理解により、
そのまま採用されたとの証言もあります。
「百式」は、「Z計画」によるスピン・オフとも言える機体でありますが、クワトロ
大尉の手腕で、「エゥーゴ」の主力機として「グリプス戦役」で活躍しており、後に
少数ではありますが、量産機や、陸戦型などのバリエーションも誕生しています。
余談ではありますが、機体の名称は主任開発者M.ナガノ博士の「百年保つMS」と
なって欲しいという強い願いが込められていたという話も残されています。
以上で第11回の講義を終了いたします。
次回第12回では「高速機動型ザク」についてお話しいたします。
H:18.5m/W:31.5t
役職はちょい低めの「係長」でス。
第11回「百式」
「百式」は、アナハイム・エレクトロニクス内で進められていた「Z計画」によって
誕生した機体でありますが、同計画の中核であった変形機構は搭載されていません。
これは、同社で研究されていた「ムーバブル・フレーム」を利用する事で変形機構を
MSに持たせる計画でありましたが、機構の複雑さによって機体の剛性に問題が生じ、
胴体部に避けられない程の歪みを招いてしまいました。そこで、もともと基本設計の
優秀さもあり、新たに非変形機として開発が進められたと言われています。
開発に当たっては、同社の「リック・ディアス」などを参考に行われており、胸部や
腕部は、踏襲した形状となっています。また、頭部モジュールは、独自のデバイスが
搭載されており、特にメイン・モニターには、「IDEシステム」が採用されています。
更に脚部独立式デュアルフロート・アーマー、背部「フレキシブル・バインダー」は、
可変機としての名残を色濃く残しており、バインダーは中央部分に間接を設ける事で
AMBAC性能が非常に高く、重力下の空中戦でも有効に機能したと報告されています。
その他、本機の最大の特徴として機体塗装が挙げられ、これは、エマルジョン効果に
よってビームを分散させるというものであり、性能的には、通常の塗装と大差はなく、
一般には敬遠されたカラーでありましたが、クワトロ=バジーナ大尉の理解により、
そのまま採用されたとの証言もあります。
「百式」は、「Z計画」によるスピン・オフとも言える機体でありますが、クワトロ
大尉の手腕で、「エゥーゴ」の主力機として「グリプス戦役」で活躍しており、後に
少数ではありますが、量産機や、陸戦型などのバリエーションも誕生しています。
余談ではありますが、機体の名称は主任開発者M.ナガノ博士の「百年保つMS」と
なって欲しいという強い願いが込められていたという話も残されています。
以上で第11回の講義を終了いたします。
次回第12回では「高速機動型ザク」についてお話しいたします。